- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00819
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 自然科学史を学ぶ
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A 1
- 担任者名
Instructor - 市川 浩
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
自然科学史とは,一面では,人類の外的自然(宇宙,地球,環境,物質,生物,人体など)に関する認識の発展・深化の過程を探ることをその固有の課題としているが,同時に自然科学は社会との強い連関のなかで発展してきており,社会の発展のなかでこれを検討することも重要な課題である.本講義では,後者の側面を重視し,もっぱら科学研究に従事することによって生活の手段をえる“科学者”という職業の成立以降,科学研究が近代社会の担い手であったブルジョアジー,さらに国家の後援をえて,大規模に展開され,ふたつの世界大戦,そして東西冷戦を経て,異様なまでに発展,あるいは偏向されてゆく歴史を,代表的なトピックスを例に解説する.
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点:理系・文型を問わず,現代社会に生活しているものとして,科学のあり方を問うことは現代探求の重要な課題である.本講義は歴史のなかで科学の発達と社会との関わりについて基礎的な知識を涵養するものである.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点:本講義の目標は、現代科学の諸問題を社会事象としてとらえる眼を養うものである.
③主体的な態度の観点授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・講義中、受講生にたびたび質問をすることで、受講生の関心を高め、重要な論点を際立たせる.
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス: “エクスターナル”、“インターナル”、ふたつの科学史
第2回 “科学者”の誕生: パリ王立科学アカデミー
第3回 産業革命,近代化と科学: アマチュア科学(イギリス)と国家のスポンサーシップ(ドイツ)
第4回 大学の変容: ある学問の誕生(グラスゴー大学,1840年)
第5回 第1次世界大戦のインパクト➀: “総力戦”と動員される科学
第6回 第1次世界大戦のインパクト➁: 移植から自立へ,両大戦間期日本の科学
第7回 物理学の“革命”:相対性理論と量子力学
第8回 “大革命家のラジウム”(アンリ・ポアンカレ):原子核物理学の展開
第9回 イデオロギーと科学: “優生学”とルィセンコ“学説
第10回 核時代➀: 初期原子爆弾開発の諸相
第11回 核時代➁:“平和のための原子”- 初期原子力発電の諸相-
第12回 情報化の時代➀: トランジスターからIC(集積回路)へ
第13回 情報化の時代➁: コンピューター・エイジ
第14回 追加講義1:ニュースや受講生の希望を通じて講師が必要と判断したトピックスについ て講義をおこなう.
第15回 追加講義2:ニュースや受講生の希望を通じて講師が必要と判断したトピックスについ て講義をおこなう.授業時間外学習 / Expected work outside of class
LMSに予習用の資料(ときおり空欄を入れたレジュメ)を時限付きで掲示するので、それを予復習に活用してほしい.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験100%. 授業に取り組む姿勢を加味することもある.基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点:100%
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
③主体的な態度の観点
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 2~4回程度、ミニッツ・ペーバーを利用し、感想・要望・質問などを受け付け,授業に活かす.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact
- 備考
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