- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00811
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 現代科学の展開
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A 1
- 担任者名
Instructor - 坂井 めぐみ
- 曜限
Day/Period - 木4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
17世紀に起きた科学革命以降、近代科学は急速に発展しました。それらは私たちの生活を大きく変え、現在では科学/技術が隅々まで浸透した社会を生きています。科学/技術は人類の繁栄に貢献してきた一方で、社会に多大な負の影響を及ぼしました。今後さらにその悪影響が拡大して新たな問題が生じる恐れもあります。本講義では、先端医療や医療技術を題材としてとりあげ、科学/技術と社会の関係性を検討します。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・科学論の基礎知識と議論の仕方を学び、自分なりの見解を持ち、それを説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・生命科学や科学/技術が持つ倫理的課題についての理解を深め、責任ある市民として科学とどのように向き合うべきかを自ら思考する。
③主体的な態度の観点
・自らの学びに責任を持ち、深く考察するプロセスを繰り返す。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
①イントロダクション:講義全体の目的、成績評価について
②科学・技術と「いのち」⑴:医療資源の配分
③科学・技術と「いのち」⑵:戦争と医学、インフォームド・コンセント
④現代科学の倫理的問題⑴:優生保護法、新優生学、出生前診断
⑤現代科学の倫理的問題⑵:身体の資源化・商品化、生殖補助技術
⑥現代科学の倫理的問題⑶:科学とジェンダー、ジェンダードイノベーション
⑦現代科学の倫理的問題⑷:軍事研究、日本学術会議
⑧現代科学の倫理的問題⑸:フェミニスト倫理、人工妊娠中絶
⑨現代科学の倫理的問題⑹:先端医療と倫理、中絶胎児の医療応用
⑩身体の拡張と倫理⑴:映画「ガタカ」視聴
⑪身体の拡張と倫理⑵:ゲノム編集、エンハンスメント、美容整形
⑫障害と科学技術⑴:サイボーグ身体、クリップ・テクノサイエンス宣言
⑬障害と科学技術⑵:生物学的市民、PPI(患者参画)
⑭障害と科学技術⑶:医学モデル・社会モデル
⑮まとめ:講義の振り返りと最終講義日試験授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業に関連する参考文献を適宜紹介します。授業外の時間を使って学びを深めてください。授業後に参考資料・ノートやテクストを読み、授業内容の復習をしてください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小レポート(5回×10点=50点)、最終講義日試験(50点)
小レポートは、5回目/6回目/10・11回目/12回目/13回目に実施予定。変更する場合があります。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
レポートで評価します。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
毎授業の提出物で評価します。
③主体的な態度の観点
毎授業の提出物で評価します。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 古川安 科学の社会史 : ルネサンスから20世紀まで 南窓社 9784816502668
香川知晶 命は誰のものか 増補改訂版 ディスカヴァー・トゥエンティワン 978-4799327296
上記の文献を必ずしも購入する必要はありませんが、読むことをお勧めします。そのほかの文献については適宜講義の中で紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 毎回の講義で資料等を用いた説明や課題等へのフィードバックを行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の前後に対応します。
- 備考
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