- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00796
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 科学と文化
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- B 2
- 担任者名
Instructor - 但馬 亨
- 曜限
Day/Period - 月2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では,各時代そして各地域ごとに変化していった科学の基本的性質について,約二千年前のギリシアから遡り現代にいたるまで解説していきます.いわゆる科学史に属する内容ですが,科学の成立に関係した西洋思想・哲学の問題や政治史や歴史学の問題も密接に関係しているので,こういった関係した諸問題も同時に扱うことになります.一般教養科目のため,数学,物理,化学等についての特別な素養は必要としませんが,どうぞ幅広い知的関心をもって講義に臨んでください.
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・各時代の自然科学・技術の様態について,正確な歴史的認識、科学的知識を得ることができる.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・科学発展のプロセスを現代科学論が提示する基礎的概念によって理論的に考察することができる.
・社会と科学技術の関係性の変容について考察を行うことができる.
③主体的な態度の観点
・自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス:講義の目的と構成
第2回 ギリシア科学(1):前ソクラテス期の科学
第3回 ギリシア科学(2):プラトンの世界論
第4回 ギリシア科学(3):アリストテレスと目的論
第5回 数理天文学史
第6回 アラビアと中世科学
第7回 ルネッサンスの科学(1):ダヴィンチ
第8回 ルネッサンスの科学(2):近代解剖学の成立
第9回 古代中世科学の実態
第10回 科学革命の世紀(1):バターフィールドとクーン
第11回 科学革命の世紀(2):科学革命の個別事例
第12回 18世紀の科学:ニュートン主義の伸張
第13回 19世紀の科学(1):科学教育の組織化
第14回 19世紀の科学(2):原子核物理学の成立
第15回 現代の科学:科学技術の巨大化と制度化授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料・ノートを読み返し授業内容の理解に努めること.配布資料を元に一講義あたり予習と復習をそれぞれ1時間程度心がけましょう.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
・資料持ち込み可能な定期試験(70%)
・ミニッツペーパーの提出による平常点(30%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問(30%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・諸学説の相違点の理解を問う設問(40%)
・独自性を有する論点を表現する論述問題(30%)
③主体的な態度の観点(個々のケースによる)
- 教科書
Textbooks
特に指定はありません.講義資料はすべてLMSで電子的に配布し,紙での配布を行いません.したがって電子端末の類を何かかならず講義時には持参しておいてください.
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参考書
References 著・トーマス・S・クーン、訳・中山茂 『科学革命の構造』 みすず書房 4622016672
膨大に存在するので,上記のものとは別に重要な参考文献はその都度紹介します.
- フィードバックの方法
Feedback Method LMSでミニッツペーパーを回収,紹介します.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 講義終了後に質問時間を設けます.
- 備考
Other Comments 講義登録希望者は一回目のガイダンスを受講するようにしてください.なお,以下重要事項を挙げておきます.遵守してください.
(1)試験場所や時間についてはインフォメーションシステムに明示されているので教員にいちいち聞かないこと.
(2)1,2回程度の突発的な欠席についてもいちいちメッセージでの報告は入れないこと,資料の復習に勤めてください.
(3)試験での学籍番号コードミスならびに試験不参加は一律で採点対象外とします.