- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00745
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会思想史を学ぶ
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- B 1
- 担任者名
Instructor - 吉野 裕介
- 曜限
Day/Period - 月2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
社会思想史とは,文字通り社会に関する思想の歴史である。この講義では,社会に関係する様々な概念を,その意味やそれが生み出された背景も含めて理解する。
毎回の講義では,冒頭にテーマとして「〜〜とは何か」という問いが投げかけられる。自分のそれまでの理解や世間一般で理解されている意味合いを踏まえつつ,それについてより深く考える契機としたい。その際に参考になるのは,過去の思想家の言説である。有名な思想家がどのようにその概念を論じたのか,または,どういう経緯でその概念を論じるに至ったのかをふまえることで,そのテーマを思想的背景からも理解する。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
社会を理解するための様々な概念について歴史的な観点から理解できること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
上記の①について文章にまとめ,さらに,それを応用して,現代社会の問題に結びつけて考え,それを記述できること。
③主体的な態度の観点
現代の社会問題について,受講生それぞれが勉強している専門や関心領域に基づいて問題を発見し,それに対する考えを過去の思想家の言説を参考に考え,表現できること。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス:講義の内容,評価の方法に関する説明
第2回 市場とは何か:ワルラス,ポランニー,ハイエク
第3回 労働とは何か:ロック,ウェーバー,イソップ
第4回 生産とは何か:マーシャル,テイラー,フォード
第5回 会社(企業)とは何か:ウェーバー,バーリ=ミーンズ
第6回 組織とは何か:バーナード,ナイト,コース
第7回 貨幣とは何か:メンガー,ケインズ,ジンメル
第8回 政府とは何か:スミス,ルソー,エスピン-アンデルセン
第9回 「冷戦」とは何であったか
第10回 新自由主義とは何か
第11回 規制緩和とは何か
第12回 所得の格差とは何か
第13回 教育の格差とは何か
第14回 「平成」とはどのような時代だったか
第15回 到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義に関する復習として,ニュースや新聞などで格差や新自由主義に関するトピックについて触れておくと,授業を応用して考えることにつながる。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度の確認(70%),平常点(ミニッツペーパーにおける課題)(30%)
なお、履修者数等を勘案して「定期試験」に変更する場合もあり得ます。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
社会を理解するための様々な概念について歴史的な観点から理解し記述できること。(40%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
上記の①について文章にまとめ,さらに,それを応用して,現代社会の問題に結びつけて考え,それを記述できること。(30%)
③主体的な態度の観点
現代の社会問題について,受講生それぞれが勉強している専門や関心領域に基づいて問題を発見し,それに対する考えを過去の思想家の言説を参考に考え,表現できること。(30%)
- 教科書
Textbooks
基本的には教員のスライドによって進めるため,特定の教科書は使用しない。
-
参考書
References 坂井 素思・岩永 雅也 『格差社会と新自由主義』 放送大学教育振興会 4595312776
坂井 素思 『経済社会の考え方』 放送大学教育振興会 4595307357
- フィードバックの方法
Feedback Method ほぼ毎回,LMSを通じてミニッツペーパーの記入を求める。講義の理解を確かめ,自らの関心を作る準備をすることが目的である。これを平常点として評価し,全体の点数に組み入れる。良いミニッツペーパー(鋭い質問,話題の広がりや深まりに貢献するような記述があるもの)は翌週以降紹介する。
スライドだけでなく,動画やインフォメーションシステムなど,各種ICTのツールも積極的に使用する。また,参加者の発言や授業に関する提案も随時取り入れ,インタラクティブな講義を心がける。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact e-mail yoshino@kansai-u.ac.jp まで
- 備考
Other Comments 社会に関して何かしらの「問題意識」を持った学生諸君の参加を期待します。