2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00646
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
社会学で学ぶ現代社会
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B 4
担任者名
Instructor
渡壁 晃
曜限
Day/Period
木3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

現代社会で起こるさまざまな現象が社会学ではどのように研究されているのかを知ることを目的とする。まず、社会学の基本的な考え方を説明したあと、家族、教育、労働……といった各テーマについての社会学的な解説を行う(詳しくは以下の授業計画を参照)。その際、授業計画に記載した各回4~6つのキーワードに沿って説明する(受講生の関心に合わせて変更の可能性あり)。この授業が目指すのは、学生ひとりひとりが現在生きている、そしてこの先生きていくことになる社会について関心を持ち、理解を深めていくためのきっかけを提供することである。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
授業中に説明した社会学の専門用語を自分のことばで説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
現代社会で起こる現象を社会学的な視点で分析することができる。
③主体的な態度の観点
マスメディアなどを通して報道される社会的な出来事について関心をもつ。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション
第2回  社会学の対象と視座(「人」「交」「公」の3つの要素、近代社会、社会学的思考、方法論的個人主義と方法論的集団主義)
第3回  社会学の方法(実証主義と解釈主義、社会調査、量的研究と質的研究、一次資料と二次資料)
第4回  家族社会学(性別役割分業、生活時間、家事分担、親密性、恋愛・結婚)
第5回  ジェンダー・セクシュアリティ研究(性自認、性役割、性的指向、フェミニズム運動、メンズ・リブ運動、性別二元論)
第6回  教育社会学(学歴社会、文化資本、文化的再生産、卒業生によるネットワーク)
第7回  労働社会学(職業集団、職業選択の自由、雇用の流動化、マックジョブ、「やりたいこと」を仕事にする)
第8回  都市社会学(結節機関説、同心円地帯理論、シカゴ学派、都市的ライフスタイル、ニュータウン、関西私鉄文化)
第9回  犯罪社会学(犯罪のない社会、予言の自己成就、ラベリング論、社会問題の構築主義)
第10回  グローバリゼーション論(国際移動の変容と多様化、文化のグローバル化、国民国家とその限界、エスニック・マイノリティ)
第11回  差別問題の社会学(マジョリティとマイノリティ、告発の言葉としての差別、差別問題の構築過程、差別の克服を阻むもの)
第12回  福祉社会学(人口動態、福祉レジーム論、福祉国家、当事者主権、自助グループ)
第13回  死の社会学(近代社会における「死」、死者儀礼の産業化・商品化、ペットのお葬式・お墓、ダークツーリズム)
第14回  記憶の社会学(集合的記憶、記憶の場、災害、戦争)
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

①授業で説明した専門用語を自分のことばで説明できるように復習する。
②マスメディアの報道などに触れ、社会的な出来事を知る。
③関心のあるトピックについては授業内で紹介する関連文献を読む。その際、(1)文献を自分のことばで要約できるようにすること、(2)文献に書かれている内容について自らの意見を述べられるようにすることが重要である。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(70%)、ミニッツペーパー(30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
授業中に説明した社会学の専門用語を自分のことばで説明できる(定期試験)。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
現代社会で起こる現象を社会学的な視点で分析することができる(定期試験)。
③主体的な態度の観点
マスメディアなどを通して報道される社会的な出来事について関心をもつ(定期試験、ミニッツペーパー)。
定期試験は70点満点で実施する。配点は①が20点、②と③を合わせて50点とする。

教科書
Textbooks

間淵領吾・酒井千絵・古川誠編  基礎社会学〔新訂第5版〕  世界思想社  978-4-7907-1766-9

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

受講生全体に向けて適宜ミニッツペーパーのフィードバックを行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
授業の前後に対応します。
関大LMS
関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
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