2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00815
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
統計学を学ぶ
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
A
担任者名
Instructor
良永 康平
曜限
Day/Period
月2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

現実の社会や経済、経営、心理等を理解・把握する上で、統計データや統計的分析は重要な認識手段である。昨今の情報化社会・IT革命の進展とともに、総務省統計局をはじめとする様々な統計サイトからは自由に統計データを閲覧したり、ダウンロードしたりできるようになり、誰でもその気にさえなれば、自分のパソコンでそのデータを加工・分析することも容易となっている。また公務員、研究者、調査員(市場・顧客)といった従来型の職業だけではなく、ライフプランナー、ファイナンシャルプランナー、アナリスト、データサイエンティストといった統計的知識をいっそう必要とする新たな職業も登場してきている。このように大学のなかだけではなく、情報化社会を生き抜いてゆく上でも、しっかりとした統計的視座を確立しておくことが望ましい状況となっており、この講義では統計学の基礎知識を身につける。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
  記述統計と確率論を習得し、推定・検定の基礎を身につける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
  現実の諸問題に統計を応用できる能力を育成する。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス、統計の種類と分類
第2回  比率と指数
第3回  度数分布・ローレンツ曲線
第4回  代表値と散布度
第5回  相関と回帰入門
第6回  順列・組合せ・ベイズの定理
第7回  期待値、二項定理
第8回  正規分布表、標準化と偏差値
第9回  母集団と標本、標本法則
第10回  点推定と区間推定の考え方
第11回  平均と比率の区間推定
第12回  統計的検定の考え方と手順
第13回  平均と比率の検定
第14回  誤差と必要標本数、標本調査法
第15回  総括、質問

授業時間外学習 / Expected work outside of class

講義には必ずテキストの予定部分を読んでから臨むことが最低限必要である。さらに、講義後は、課題・練習問題に各自で取り組み、復習することも重要である。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(85%)、レポート(15%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

テキストの理解と、自分でそれを説明でき、課題に適切に解答することができるかどうかが基準となる。
①知識・技能の観点
  記述統計と確率論を習得し、推定・検定の基礎を身につけられたか否か。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
  現実の諸問題に統計を応用できる基礎的能力を育成できたか否か。

教科書
Textbooks

金子治平・上藤一郎編  『よくわかる統計学 Ⅰ基礎編』  (ミネルヴァ書房)  

教科書は講義に必携である。実際、講義は教科書を参照しつつ、教科書に沿って進めていく。

参考書
References

御園謙吉・良永康平編  『よくわかる統計学Ⅱ経済統計編』  (ミネルヴァ書房)  
東京大学教養学部統計学教室  『統計学入門』  (東京大学出版会)  

参考書は必ずしも購入しなくても良いです。

フィードバックの方法
Feedback Method

講義中に指示する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

メール yosinaga@kansai-u.ac.jp

備考
Other Comments

欠席すると前後の脈絡がわからなくなるため、履修者はテキスト持参で出席することが不可欠である。出席率と成績は、例年極めて相関性が高い。履修相談はまずは上記アドレスにメールして下さい。