2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/政策/外/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00790
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
確率・統計でものを考える
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B 1
担任者名
Instructor
松尾 精彦
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

私たちは、不確実な未来に対して、自ら選択(意思決定)を行いながら暮らしている。さらなる不確実性を求めてギャンブルに手を出す人も居れば、悪い結果(リスク)を恐れて外出を避ける人もいるだろう。価値観は人それぞれだろうが、不確実な現象を確率・統計の立場から解釈することが出来れば、より満足できる選択が可能になるだろう。
この講義では、カードゲームの勝率、保険の掛け方、小さな確率で起こる現象への対処法などの例を考えながら、確率・統計のロジックを説明する。
 受講生への連絡は、関大LMS「メッセージ」を用います。

到達目標 / Course Objectives

①因果関係と相関関係の違いを理解する。
②必然か偶然かを冷静に区別できる。
②ランダムについての理解を深める。
③自身の価値基準で意思決定する方法を学ぶ。

授業手法 / Teaching Methods


・教員による資料等を用いた説明

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  教科書第1章:偶然の確率を試算する
第2回  教科書第2章:大数の法則とカジノ
第3回  教科書第3章:賭けの勝率を計算する
第4回  教科書第3章:順列と組合わせの復習,デート問題
第5回  教科書第4章:勝率を上げるための努力
第6回  教科書第5章:回帰分析の紹介
第7回  教科書第5章:回帰分析の利用.
第8回  教科書第6章:後悔しない意思決定方法
第9回  教科書第7章:そのコマーシャルにご用心.
第10回  教科書第8章:そんなことは起きるはずがない,サリークラーク事件
第11回  占いは統計学かを検証する
第12回  教科書第10,11章:世論調査における偏りと誤差
第13回  教科書第12,13章:ランダムがもたらす恩恵(進化・遺伝,ウィルスなど)
第14回  教科書第14,15章:直感を覆すモンティ・ホール問題(ベイズの定理と応用)
第15回  教科書第16章:ランダム性を生み出すもの.まとめ.

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・シラバスで指定している教科書や参考書の範囲を読み、内容を把握するように予習すること。
・「あなたの身の周りに起こる確率現象や水かけ論」を観察すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(100%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

論述問題により、理解の程度を測る。

教科書
Textbooks

ジェフリー・S・ローゼンタール  『運は数学にまかせなさい(文庫版)』  (早川書房)  ISBN978-4-15-050369-7

参考書
References

レナード・ムロディナウ  『たまたま』  (ダイヤモンド社)  978-4478004524
C.R.ラオ  『統計学とは何か-偶然を生かす』  (ちくま学芸文庫)  978-4480092717
野崎昭弘など  『確率・統計の意味がわかる』  (ベレ出版)  978-4939076770

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問は、amatsuo@kansai-u.ac.jp  宛てにどうぞ。
オフィスアワーは、金曜日第3時限、経商研究棟402号室にどうぞ。

備考
Other Comments

・受講生への連絡は、関大LMS「メッセージ」を用います。