- 学部・研究科
 Faculty/Graduate School
- 経/商/社/ビ/シ/環/化
- 時間割コード
 Course Code
- 00563
- 科目名
 Course title
 サブテーマ
 Subtitle
- わかる諸子百家
- 授業形態/単位
 Term/Credits
- クラス
 Class
- 
                            - 秋/2
- B
 
- 担任者名
 Instructor
- 橋本 昭典
- 曜限
 Day/Period
- 火3
- 授業概要
 Course Description
 到達目標
 Course Objectives
- 
                            - 授業種別 / Teaching Types 
- 講義(対面型) 
- 言語 / Language 
- 日本語(Japanese) 
- 授業概要 / Course Description 
- 中国古代、とくに春秋戦国時代には多くの言論や思想が生まれました。孔子や孟子、老子といった人名は多くの人にとってなじみのあるものでしょう。このように今から二千年以上も昔、現代とはまったく異なる社会や生活様式の中で生まれた思想が、今なお生き続けているのです。それだけではなく、これらの思想は現代の様々な問題を考えるうえで、貴重な手がかりとなります。この講義では、嘘をつくことはいけないことか、人はなぜ悪いことを行うのか、親を敬うべきか、身内の罪は隠すべきかといった倫理的な問題から、訳もなく嬉しくなったり悲しくなったりするのはなぜかといった人の情感にかかわる問題、さらには占いは当たるのか、なぜ明日も太陽が昇り一日が始まると確信できるのかといったようなさまざまな問いを立てて、諸子百家の思想を学んでいきたいと思います。 
- 到達目標 / Course Objectives 
- 中国古代の思想家たちの思想内容についての知識をもち、それを現代の問題を考える際の手がかりとして応用することができる。 
- 授業手法 / Teaching Methods 
- ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック 
 ・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
 
- 授業計画
 Course Content
- 
                            - 授業計画 / Course Content 
- 第1回 ガイダンス;中国思想は人生の役に立つか 
 第2回 儒家(孔子;身内の罪を隠してよいか、嫌いな人を憎んで良いか)
 第3回 儒家(孟子;人は生まれつき善か悪か)
 第4回 儒家(荀子;正義はどこにあるか、天変地異は不吉の前兆か)
 第5回 道家(老子;世界の人口は増えすぎたか、死刑は犯罪抑止力になるか)
 第6回 道家(荘子;なぜ悪はなくならないのか、生きる意味はあるか)
 第7回 墨家(墨子;戦争における大量殺戮と殺人の違いは)
 第8回 法家(韓非子;発覚しない悪をどう罰するべきか)
 第9回 法家(韓非子;富の再分配は不公平か)
 第10回 兵家(奇襲は卑怯な戦い方か)
 第11回 名家(飛ぶ鳥は飛んでいないか)
 第12回 農家(支配者も民衆とともに農業をするべきか)
 第13回 陰陽家(陰陽の二気で世界を理解できるか)
 第14回 その他(縦横家、小説家、雑家)
 第15回 まとめ
- 授業時間外学習 / Expected work outside of class 
- 講義で触れた問題について、各自、関連する文献を読み、理解を深めるようにすること。 
 
- 成績評価の方法・基準・評価
 Grading Policies /
 Evaluation Criteria
- 
                            - 方法 / Grading Policies 
- 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 
 LMS上の毎回の記述式課題(60%)、LMS上で実施する期末レポート(40%)
- 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy 
- 基礎知識を身に付けたか。 
 設定された課題に適切に考えを述べ、問題に適切に答えることができるか。
 
- 教科書
 Textbooks
- 
                        参考書
 References
- 貝塚茂樹 諸子百家 岩波書店 
 マイケル・ピュエット ハーバードの人生が変わる東洋哲学 早川書房
 フランソワ・ジュリアン(中島隆博訳) 道徳を基礎づける 講談社
 橋本昭典 中国は“中国”なのか 東方書店
 浅野裕一 図説諸子百家の思想 角川書店
 
- フィードバックの方法
 Feedback Method
- LMSにて行います。 
- 担任者への問合せ方法
 Instructor Contact
- hashimoto@cc.nara-edu.ac.jpへのメールか、LMSの「メッセージ」で行ってください。 
- 備考
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