- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00546
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 人類学入門
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A 1
- 担任者名
Instructor - 熊野 建
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人類学を初めて学ぶ人のために、特に文化人類学の成り立ちと基本的な考え方を概説する。文化人類学は人間と文化をめぐる学問であり、それらの多様性とともに差異について扱うのが一般的である。家族や親族の形態、婚姻と交換など幾つかの領域を扱うが、本来の考え方は人間のコミュニケーションが元になっている。つまりコミュニケーションにたいする洞察力や、人間関係の成立(あるいは、失敗)にたいする感性が問われる。またこれらの人間関係を理解する延長線上に、民族と文化をとらえることができよう。このなかには当然、葛藤や摩擦も想定される。
本講義では、文化人類学の理論と事例の紹介をとおして、これまで「異なる文化」をどのように捉え表象し、語ってきたかを検討する。受講者には民族や文化だけでなく、他者との関わり方を自ら考えることが必要になる。到達目標 / Course Objectives
基本的な人類学の用語と思想の学説史を学習し、他者についての文化理解を通じて、自らの文化を自省する能力を養成する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1週 ガイダンス:文化人類学とは何か
第2週 文化の概念:異文化とは何か?
第3週 社会的機能主義とクラ交易(贈与論)
第4週 ポトラッチと贈与論補足
第5週 社会的交換論
第6週 アメリカにおける文化相対主義
第7週 文化の型:ステレオタイプ化?
第8週 菊と刀:日米文化比較
第9週 儀礼と通過儀礼論
第10週 emicとetic:外からのアプローチか内側からか?
第11週 構造主義とは何か?
第12週 料理の三角形(基礎編)
第13週 料理の三角形(応用編)
第14週 文化の解釈学と新民族誌
第15週 まとめ:新たな文化人類学の展開を求めて授業時間外学習 / Expected work outside of class
また今回は写真、ビデオを含む映像資料を授業中にもできる限り鑑賞する機会を儲けるが、各自がネット検索などにより用語を確認し、資料についてもYouTubeの映像資料を閲覧することを薦める。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
筆記試験での評価70%、関大LMSのアンケート機能を利用したコメントを毎回実施し30%で成績を評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業内で扱った主要用語に対する理解をその都度、求める。また試験では、専門用語を用いて自ら考える応用能力が備わったか否かを判断する。
- 教科書
Textbooks
特に定めない。講義資料をもって教科書にかえる。
-
参考書
References
授業中に適宜紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSを利用する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメール機能、チャット機能を利用してください。
- 備考
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