2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00496
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
宗教と現代
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B
担任者名
Instructor
伊藤 耕一郎
曜限
Day/Period
水2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では、「宗教のようで宗教でない」とされる精神世界(所謂スピリチュアル)を中心とし、それらが宗教・オカルト・心霊・秘密結社などと、どのように関係するのか、相互にどのような影響を与えたのかについて確認する。また、19世紀半ばにアメリカで起きたハイズヴィル事件を起点とした降霊術(スピリチュアリズム)の日本への流入と戦前における成長、そして精神世界と現代社会の関わりについて、具体的な事例をあげながら解説・考察を行い、現代日本人の霊的なものに対する接し方についての理解を深めていく。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
現代社会における日本人と宗教や精神世界など霊的なものの関わりや活動について理解を深めることができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
宗教・オカルト・精神世界を問わず、現代社会と霊的なものとの関わりについて様々な視点なら自分の考え方を確立し、言葉で説明ができるようになる。
③主体的な態度の観点
具体的な精神世界技法・宗教・聖地やサブカルチャー、トランスパーソナル心理学などについて自分なりに調べ、霊性思想との関連性を見いだすことができるかなどの自主的学習態度。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・・教員による資料等を用いた解説や課題等へのフィードバック。
・学生同士による意見交換や授業の振り返り。
・学生グループによる研究課題設定・ケーススタディ。
・教員を加えた課題研究への取り組み。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 宗教・超常現象・心霊現象・オカルト・秘密結社・精神世界(スピリチュアル)と霊性(スピリチュアリティ)概説。
第2回 世界霊性思想史1-神秘主義・オカルト・秘密結社からスピリチュアリズム(降霊術)の台頭へ。
第3回 世界霊性思想史2-神智学協会の設立と近代欧米の霊性思想-ニューエイジの台頭。
第4回 日本霊性思想史1-第二次世界大戦まで。霊術・療術・催眠術の興隆と千里眼事件~心霊科学の成立。
第5回 日本霊性思想氏-第二次世界大戦後。超能力・超常現象・UFO・UMA・SF・怪異~精神世界の興隆。
第5回 精神世界の根本思想(宇宙意識-ワンネスとの合一)。
第6回 精神世界の具体的活動(マルシェ・波動サロン・数秘術等)。
第7回 精神世界と周辺分野(UFO基地・宇宙人との遭遇・聖地・古神道  等)。
第8回 精神世界の抱える問題-ビジネスモデルと社会的問題。
第9回 精神世界・宗教と事件-カルトと洗脳、事件を通して。
第10回 サブカルチャーと霊性思想(アニメ・ラノベ・ゲームを通して)。
第11回  霊性にかんする協働組織-成立と実態。
第12回  霊性思想と医療-心霊医療とホリスティック医学。
第13回  自然科学と宗教・霊性思想。
第14回  宗教・霊性思想と法律-実例を通して。
第15回  総括

授業時間外学習 / Expected work outside of class

必要な場合にはその都度指示をする。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績評価割合 出席・授業へのレスポンス(30%)、レポート(70%)。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
授業内容を正しく理解したうえで、自分なりの見解をもっているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自分の見解を述べるにあたり、先行研究、現地調査、聞き取りなど自らの判断基準を設定し、レポートに反映させられる表現力をもっているか。
③【注意】生成AIの使用について
授業にて詳細を示すのでそれに従うこと。

教科書
Textbooks

参考書
References

伊藤耕一郎  精神世界再考  SRCパブリッシング  978-4991217500
島薗進  精神世界のゆくえ  秋山書店  978-4870236103
老松克博  身体系個性化の深層心理学  遠見書房  978-4866160078

フィードバックの方法
Feedback Method

授業に対する質問・要望・問合せに関するフィードバックは重用なものは授業内で、その他の質問等に関してはLMSのメッセージなどで個別に対応する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

LMSのメッセージ及びメール。
その他必要に応じて指示をする。

備考
Other Comments

参考資料がアップされる場合があるので、LMSのタイムラインは逐次確認しておくこと。