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学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00506
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
論理学を学ぶ
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
A 3
担任者名
Instructor
有安 和人
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

前半は形式論理学(記号論理学)、後半は非形式論理学(日常の中で行われる議論の分析)を学習します。前半は、言語能力の訓練を目標とします。後半は日常生活で実際に行われる論証を題材にして、①論証を評価する技術を学び、②実際に論証を展開し、分析力・説明力・批判的思考力の向上をめざします。

到達目標 / Course Objectives

階層を区別して言語を使用できる。証明という概念を理解する。論述を読解し、論証を展開できる。先入観にとらわれずに批判的に深く思考できる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1 論理とは 第1回
証明という概念、論理の種類などの解説。
2 パラドクスを考える 第2回
「この言葉はウソである」という言葉は嘘か本当か。パラドクスの考察から、言語の階層という問題を考える。
3 言葉の意味を考える 第3~4回
否定文は誰でも作れるだろう。では、否定の意味とは何か。言葉の意味を考察する。
4 証明を判定する 第5~7回
文の意味を分析すること、証明を分析することを学習する。
5 論述を読む 第8回
日常の中で展開される論述を読み、前提と結論を抽出する練習を行う。
6 答えが答えとなぜわかるのか 第9回
答えを探すとき、見つかったものが「答え」となぜわかるのか。問いと答えの関係を考察し、答えの探し方を学習する。
7 論証の評価 第10~13回
①論証の評価の仕方、②反論の仕方、③反論と感想文の違いなどについて学ぶ。グループ学習で説明し合うことで、説明技術の向上を目指す。
8 非演繹的論証の考察 第14-15回
非演繹的論証の種類と分析の仕方、データの読み方を学習する。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

論理学は練習しないと、技術が習得できない。練習問題は必ず自分で解くこと。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
成績評価割合は定期試験90%、グループ学習10%。
記憶を問う問題ではなく、「考える力」を問う問題でテストする

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

講義で用いる例題・練習問題と同じレベルの問題(同じ問題ではない)でテストする。

教科書
Textbooks


教科書なし。解説・例題・練習問題をプリントで配布する。

参考書
References

戸田山和久  『論理学をつくる』  名古屋大学出版会  
小島寛之  『数学的推論が世界を変える』  NHK出版新書  
ノルト/ロハティン(加地大介/斎藤浩文訳)  『現代論理学(Ⅱ)』  オーム社  

その他の参考書は講義の中で紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

メールまたは関大LMSメッセージ機能を利用して下さい。
メール:p985018@kansai-u.ac.jp 

備考
Other Comments

A1組、A2組、A3組は講義内容が異なる。