2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00445
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
ことばと思考
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
A
担任者名
Instructor
薄井 尚樹
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

私たちのふだんの言語的なコミュニケーションは、つねに理想的な話者がともなう状況でおこなわれているわけではありません。実際には、うそ、でたらめ、悪口、抑圧などであふれています。本授業では、このようなタイプの言語的コミュニケーションを題材に、「言語哲学  philosophy  of  language  」と呼ばれる哲学の領域のトピックを紹介します。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
言語哲学における主要トピックを理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
さまざまなトピックのつながりを系統立てて理解することができる。
③主体的な態度の観点
講義と課題をもとに、身近な事例を哲学的観点から考察することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション
第2回  悪口のわるさ(1)
第3回  悪口のわるさ(2)
第4回  悪口の範囲(1)
第5回  悪口の範囲(2)
第6回  悪口の理由
第7回  悪口とはなにか
第8回  悪口の分類
第9回  悪口の意味(1)
第10回  悪口の意味(2)
第11回  悪口と名前
第12回  行為としての悪口
第13回  さまざまな悪口
第14回  総称文
第15回  ヘイトスピーチ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

予習として事前に教科書を読んでもらいます。また、授業後に課題を課しますので、関大LMSに提出してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
各回の課題(100%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
講義で扱った概念・用語の理解を問う各回の課題(70%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
哲学的な問いへの取り組みを判定する各回の課題(20%)
③主体的な態度の観点
各回の課題で、哲学的な観点から日常的な物事を眺める力を判定する(10%)

教科書
Textbooks

和泉悠  『悪口ってなんだろう』  (ちくまプリマー新書)  978-4480684592
和泉悠  『悪い言語哲学入門』  (ちくま新書)  978-4480074553

適宜、プリントを配布します。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

授業の質問はLMS経由でも受け付けます。回答もLMSにておこないます。また課題にたいして提出された答えを紹介することがあります。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
月曜4限に個人研究室で対応します。事前にアポイントをとることが望ましいです。
メールアドレス
n.usui@kansai-u.ac.jp

備考
Other Comments

・受講上の注意:この講義では差別事例に言及することがあります。このような事例に不快感を覚えるひとは受講を控えてください。
・授業は教科書に沿っておこないますので、かならず購入してください。