2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00433
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
こころとからだを哲学する
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B
担任者名
Instructor
小室 弘毅
曜限
Day/Period
木1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

AIが人類の知能を超えると言われている現代において、こころとからだの関係はどのようなものであり、今後どのようなものになっていくであろうか。心は心理学、身体は生理学によって解明されるという一般的な理解が形成されているが、その理解は妥当なものであろうか。本講義では、こころとからだの関係について、哲学、心理学、教育学等の知見から多角的に考えていく。特にこころやからだを問うことは必然的に自分自身のこころとからだを問うことにつながる。三人称的な知識と一人称的な体験とをつなぐ必要が出てくる。よって、受講者各人のこころとからだのかかわりを一人称視点で体験的な学習から考察していく機会も設けられたらと考えている。

到達目標 / Course Objectives

①こころとからだの関係性について知的に理解する
②こころとからだの関係性について体験的に理解する
③こころとからだに関する自らの体験や考えを、自分自身の言葉で表現できる力を身に着ける。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・身体に意識を向けたワークなど

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  こころとからだを哲学するとは
第2回  AI時代のこころとからだ
第3回  拡張するこころとからだ
第4回  身体心理療法から見たこころとからだ①
第5回  身体心理療法から見たこころとからだ②
第6回「腑に落ちる」体験の現象学
第7回  身心一如の「身」とSoma/Somatic
第8回  ひらがなの「からだ」が持つ意味
第9回  身心変容技法としての「修行」と日本の身体文化
第10回  日本文化におけるこころとからだ
第11回  身心の延長としてのファッションと建築
第12回  「建築する身体」①
第13回  「建築する身体」②
第14回  「建築する身体」③
第15回  あらためて、こころとからだを哲学する

授業時間外学習 / Expected work outside of class

思想の連関を把握するために、毎回の板書内容を復習する。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
毎授業時に課す小レポート(30%)と最終レポート(70%)で総合的に評価する。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

・授業で得た知識を自らの体験につなげ、自らの言葉で語っていること
・自分自身のこころとからだ、体験に真摯に向きあっていること

教科書
Textbooks

参考書
References

小室弘毅他  『ワークで学ぶ教育の方法と技術』  ナカニシヤ出版  4779514185
三村尚彦他  『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ―天命反転する経験と身体』  フィルムアート社  4845919276

他適宜、参考文献を紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

LMS経由で担当者へメッセージを送信

備考
Other Comments

授業計画は対面授業の利点を生かし、参加者のニーズ等も勘案して臨機応変に決定するため、あくまで仮のものと理解してください。