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学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/経/商/社/政策/外/シ/環/化
時間割コード
Course Code
30467
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
特別活動論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
F
担任者名
Instructor
森本 芳生
曜限
Day/Period
火6
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

・学校における「総合的な学習の時間」創設(1998年)から「主体的で・対話的で深い学び」導入(新学習指導要領)への流れ、また社会における「がん対策基本法」「食育基本法」成立(いずれも2006年)、さらには「21世紀型能力」の提案・「いじめ防止対策推進法」の成立・施行(いずれも2013年)の学校への影響を見据え、21世紀を生きる子どもたちに必要な資質とそれに対する教育を、特別活動という領域から展望する
・まず特別活動の概説を講義したのち、各論として、この領域で社会的に問題となっている事柄、対する学校での活動(教育)事例を紹介する。
そのさい特に、①特別活動の全体目標(中・高)にかかわる青年期の生き方、②心身の健康、生命尊重と安全な生活態度や習慣の確立(これらは今後の「がん教育」の本格的導入・展開を見据えてのことでもある)、③人間関係形成能力獲得の貴重な機会である学級(HR)活動・生徒会活動や学校行事にかかわる先行事例を取り上げる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・特別活動の教育的意義を理解することができる。
・教材/学習材料の研究・開発を行い、授業案・活動案を作成することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・児童・生徒の学びについて具体的事例を通して考察できる。
・模擬授業を行い、指導法の在り方を探求し、実践的な指導力を身につける。
③主体的な態度の観点
・主体的、能動的に授業に臨み、自身の学びを振り返り次の学習に活かそうとする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

授業計画
第1回:オリエンテーション 学校教育の全体像、学校教育/教育課程における特別活動の位置と役割
第2回:特別活動概説(1)現行学習指導要領における特別活動の構成要素
第3回:特別活動概説(2)戦後学習指導要領の変遷、教科外教育/特別活動の変遷
第4回:特別活動概説(3)教科教育と特別活動との関連
第5回:特別活動概説(4)特別活動の年間計画(制度的要因と課題)
第6回:特別活動概説(5)「生きる力」「21世紀型学力」と特別活動
第7回:特別活動各論(1)青年期の生き方と特別活動
第8回:特別活動各論(2)学級(HR)通信を使った学級(HR)経営
第9回:特別活動各論(3)学級活動としての給食、家庭を視野に入れた「朝ごはん運動」
第10回:特別活動各論(4)「遠足」はいま?  「歩く」「遊び」の変遷と<学び>
第11回:特別活動各論(5)学校安全における「交通安全教育」の意義と課題
第12回:特別活動各論(6)自治的活動としての「生徒会活動」
第13回:特別活動各論(7)「文化祭」「体育祭」の可能性と課題
第14回:特別活動各論(8)「儀式的行事(入学式・卒業式)」の可能性と課題
第15回:総括・補足

授業時間外学習 / Expected work outside of class

『学習指導要領解説  特別活動篇』関連個所の予習・復習を課す。また2~3度は、その小レポート提出を求める。安価なので購入するか、Webで公開されているので以下の教科書備考欄を参考にすること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
中間レポート25%、期末レポート25%、「小コメント(毎授業)と小レポート」50%
なおプレゼンテーションを行ったグループ(個人)は、それを中間レポートに換えてもよい。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
 基礎的な概念・内容を正確に理解し、それを踏まえた記述になっているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 問題を表面だけでなく、メタ認知能力・批判的思考力を鍛えつつより根本的・本質的次元で考察しているか。またそれらを的確に表現できているか。
③主体的な態度の観点
 自分なりに問題を考え・追求しようとしているか。

教科書
Textbooks


文部科学省  『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説  特別活動編』
文部科学省  『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説  特別活動編』
文部科学省  『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説  特別活動編』
国立教育政策研究所  『教育課程の編成に関する基礎的研究 報告書5 社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本原理』2013年3月
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各自の取得する免許段階に対応した『学習指導要領  解説  特別活動編』(現行)にくわえ『教育課程の編成に関する基礎的研究 報告書5 社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本原理』2013年3月を準備すること。いずれも文部科学省Webに全文無料公開(DL可)されている。

参考書
References


・文部科学省  国立教育研究所  教育課程研究センター編『学級・学校文化を創る  特別活動  [小学校編]』
・文部科学省  国立教育研究所  教育課程研究センター編『学級・学校文化を創る  特別活動  [中学校編]』
・文部科学省  国立教育研究所  教育課程研究センター編『学級・学校文化を創る  特別活動  [高等学校編]』
/Note===================================
各自の取得する免許段階に対応した『学級・学校文化を創る  特別活動』を準備すること。いずれも文部科学省ウェブサイトに一部写真類を除き無料公開(DL可)されている。

フィードバックの方法
Feedback Method

授業で実施したミニッツペーパーを次回授業時にフィードバックする。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

メールアドレス
p955145★kansai-u.ac.jpまでメールをください。
※「★」記号を「@」に置き換えてください。

その他

備考
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