- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 20635
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 英語科教育法(二)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 竹内 理
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)※一部英語含む
授業概要 / Course Description
英語科教育法(二)では、実践的な英語科指導力の養成に焦点をあてながら授業をすすめていく。具体的には、4技能(5領域)とその統合に関する指導法、タスクの設計を含む教材作成・評価法、ALTとの授業法、ICT/ AI の利用法、学力の測定と評価法、ならびに学習指導案の書き方などを含む授業構成法について、それぞれの重要点を見てゆくことにする。また、現職の教員(中・高)を招き、教育現場の実際についても理解を深めていくことにしたい。なお、この授業では、受講生をいくつかのグループにわけ、マイクロティーチング(模擬授業)を経験させ、それを通して実践力を養っていく。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
4技能(5領域)とその統合、文法、語彙、発音などの指導法、タスクの設計を含む教材作成法、ALTとの授業法、ICT/AI の利用法、学力の測定・評価法、ならびに教案(学習指導案)の書き方などの要点を十分に理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
上記の理解に基づき、実際の授業を企画し、これを説明・実践できる。
③主体的な態度の観点
自らの学習や実践を振り返り、改善点を挙げることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
詳細に関しては、1回目の授業において説明するが、おおむね以下の順で授業を進める。
01回目: オリエンテーション
02回目: 教室における英語使用:原則と実践
03回目: 英語科における授業運営の基礎知識
04回目: 英語科における学習指導案の考え方と書き方
05回目: 技能統合から見た音読の指導法
06回目: 技能統合から見たリスニングの指導法
07回目: 技能統合から見たスピーキングの指導法
08回目: 技能統合から見たグラマーの指導法、 マイクロティーチング1(受講生の模擬授業:導入に焦点をあてて)
09回目: 技能統合から見た発音の指導法、マイクロティーチング2(模擬授業:展開とまとめに焦点をあてて)
10回目: 技能統合から見たボキャブラリーの指導法、マイクロティーチング3(模擬授業:インプット活動に焦点をあてて)
11回目: 技能統合から見たリーディングの指導法、マイクロティーチング4(模擬授業:アウトプット活動に焦点をあてて)
12回目: 技能統合から見たライティングの指導法、マイクロティーチング5(模擬授業:探究的活動に焦点をあてて)
13回目: ALTとの授業法、マイクロティーチング6(模擬授業:評価に焦点をあてて)
14回目: ICT/AI の利用法、マイクロティーチング(模擬授業)の総括
15回目: 現役中学・高校教員との対話授業時間外学習 / Expected work outside of class
マイクロティーチング,レポートや小テストの準備、ならびに指定文献の読了が求められる。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験を行わず、小テスト(20%)・レポート(30%)・マイクロティーチング(40%)・授業への貢献度(10%)で総合評価する。詳細は1回目の授業において詳説するが、小テストは10回分の得点合計、レポートは2回分の総合得点、マイクロティーチングは学習指導案作成と実際の授業内容、授業への貢献度はグループワークへの積極的貢献を、それぞれ評価する。なお、欠席・遅刻については厳正に対処する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
取り扱うトピックへの理解の度合い
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
マイクロ・ティーチング(含む教案)およびレポートの完成の度合い、授業内議論やグループ活動への貢献の度合い
③主体的な態度の観点
振り返りを通しての問題点の認識と改善の度合い
- 教科書
Textbooks ○ 竹内 理、中田賀之、田辺尚子、本田勝久、池田真生子、水本 篤、新谷奈津子、有本久恵、Barke, A.J.、他 LANDMARK English Communication (Revised) I, II(高等学校検定教科書) (啓林館)
○ ニュークラウン編集委員会 NEW CROWN English Series (Revised) 1, 2, 3 (中学校検定教科書) (三省堂)
○ クラウン Jr. 編集委員会 CROWN Jr. (Revised) 5,6 (小学校検定教科書) (三省堂)
○ 亀谷みゆき、竹内 理、江原美明、長沼君主 『高校英語のパラダイムシフト—進化する授業づくりのヒント』 (三省堂)
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これらの書籍(教科書)はマイクロティーチング (模擬授業)で利用するため、必ず購入すること。
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参考書
References ○ 文部科学省 『学習指導要領解説 外国語編』(小・中・高) (文部科学省)
○ 阿野幸一、太田洋、萩原一郎、増渕素子 『若手英語教師のためのお悩み解決Book』 (大修館書店)
○ 淺川和也、田地野彰、小田眞幸(編) 『英語授業学の最前線』(第2刷) (ひつじ書房)
○ Harmer, J. (斎藤栄二、他訳) 『実践的英語教育の指導法』 (ピアソン・ロングマン)
○ 太田洋、阿野幸一 『小学校英語はじめの一歩』 (大修館書店)
○ 斉藤栄二 『基礎学力をつける英語の授業』 (三省堂)
○ 斎藤栄二、竹内 理(編著) 『小学校英語学級担任のための活動アイディア集 3/4 年生用』 (三省堂)
○ 斎藤栄二、竹内 理(編著) 『小学校英語学級担任のための活動アイディア集 5/6 年生用』(第2刷) (三省堂)
○ 靜 哲人 『英語授業の大技、小技』 (研究社)
○ 靜 哲人 『英語授業の心・技・体』 (研究社)
○ 竹内 理 『認知的アプローチによる外国語教育』(第3刷) (松柏社)
○ 竹内 理 『より良い外国語学習法を求めて—外国語学習成功者の研究』(第9刷) (松柏社)
○ 竹内 理 『達人の英語学習法ーデータが語る効果的な外国語学習法とは』(第3刷) (草思社)
○ 竹内 理 『CALL授業の展開—その可能性を拡げるために』 (松柏社)
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その他の参考文献については、担当者のWeb Page (http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~takeuchi/)で紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 産物、およびその作成過程、ならびに教室でのディスカッションにおいて、個別あるいは集団に対して、口頭および書面でフィードバックを与える。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーおよび e-mail・ZOOM・LMSメール
- 備考
Other Comments 教員を目指すものが受講対象のため、欠席や遅刻などに関しては厳格に対処する。また、英語力増強のため、TOEFL、TOEIC、IELTS、 英検(いずれも4技能版)などを積極的に受験し、そのスコアを担当者に報告することを義務づける。
授業は対面形式とし、資料提供はLMS上で行う。授業計画等の変更については、LMS上でオンゴーイング・シラバスを提供する。
受講生の積極的な参加と貢献が期待される。