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学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/経/商/社/政策
時間割コード
Course Code
30465
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
公民科教育法(二)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
2
担任者名
Instructor
小栗 優貴
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

公民科は、現代社会に関わる社会認識を通して、公民としての資質・能力を育成することを目指している。では、私たちはこの理念をどのように理解していけば良いのだろうか。また、この理念を授業にとどまらず、いかに単元として実践していけば良いのか。

こうした問いに答えるべく、本授業ではまず公民科の基本的性格を捉えながら、米国の社会科単元開発シートについて学んでいく。その上で、単元開発シートを視点に、実際の公民科の単元開発・評価開発を行う。おわりには、開発した単元案を社会科教育学の知見から省察していく。

このような学習過程を通して,先に述べた理念と実践をつなげる自律的な公民科の教師の資質・能力を育成する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・学習指導要領における公民科の目標及び内容並びに全体構造を理解できる。
・学習内容についての指導状の留意点や公民科の単元評価の考え方を理解している。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・単元レベルでの実践が必要な理由と単元開発シートの構造を説明できる。
・単元開発シートを作る過程で、発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
③主体的な態度の観点
・子供の思考を視野に入れた公民科単元設計をしようとしている。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  公民科教育法(一)の振り返り―良い公民授業とは―
第2回  公民教育の現代的要請―公民教育に何が求められているか―
第3回  米国の単元開発シートから学ぶ①―なぜ授業より単元が重要か―
第4回  米国の単元開発シートから学ぶ②―単元の構造をいかに作るか―
第5回  米国の単元開発シートから学ぶ③―単元の評価をいかに作るか―
第6回  単元開発シートを作る①(ICTの活用を含む)―単元を作る―
第7回  単元開発シートを作る②(ICTの活用を含む)―単元の評価を作る―
第8回  単元開発シートを作る③(ICTの活用を含む)―単元のテストを作る―
第9回  単元開発シートを発表する①―公共―
第10回  単元開発シートを発表する②―政治・経済―
第11回  単元開発シートを発表する③―倫理―
第12回  単元開発シートを省察する①―社会化・対抗社会化という視点から―
第13回  単元開発シートを省察する②―政治的中立性という視点から―
第14回  単元開発シートを省察する③―民主主義という視点から―
第15回  公民科教育法のまとめ―私はどんな公民科教師になりたいか―

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業で使用したレジュメに基づき復習をすることが望ましい。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
・個人で作成した単元計画・評価・テスト問題 40%
・単元開発に関する省察レポート 30%
・授業における貢献度 20%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

授業で学んだ理論を評価対象となる課題に活かせたかという視点で、総合的に評価する。

教科書
Textbooks

文部科学省  『高等学校学習指導要領解説(公民編)』  

参考書
References

草原和博・川口広美  『学びの意味を追究した中学校公民の単元デザイン』  明治図書  978-4-18-420528-4

フィードバックの方法
Feedback Method

単元開発シートについては、授業内にてフィードバックを行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

oguri★kansai-u.ac.jp ※メールアドレスの★を@に置き換えてください。

備考
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