- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70280
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 教育心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- T
- 担任者名
Instructor - 中園 佐恵子
- 曜限
Day/Period - 火5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
教育心理学分野では、子どもの発達や学習過程、教授法、評価方法等に関して多くの研究知見が得られている。本授業では、これまでの教育心理学研究を紹介しつつ、認知、パーソナリティ、人間関係などの多くの側面から、児童・生徒の心身の発達過程および学習過程に対して理解を深めたい。特に、学習者の動機づけについて着目し、動機づけ理論を踏まえた上での、具体的な教育方法および指導方法などについても考えていきたい。最終授業において、筆記試験を行う。また、授業外でのレポートを課す。そういった課題を通して、児童・生徒の心身の発達過程および学習過程に関する知識の定着と、学校場面への応用を目指す。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・教育心理学の概念や理論を,教育場面と関連づけながら理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・教育心理学における諸理論を,実際の教育場面にどのように活かすのかを考え,自分なりの答えを導くことができる。
③主体的な態度の観点
・積極的に他者と協力しながら,グループで意見をまとめることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 心理学,教育心理学とはどのような学問なのか
第2回 認知の発達:ピアジェの認知発達理論を中心に認知の発達について考える
第3回 対人関係の発達:アタッチメント理論等から対人関係の発達について考える
第4回 パーソナリティの発達:遺伝と環境に関する諸理論から,パーソナリティの発達について考える
第5回 学習の転移:他分野への応用
第6回 学習と記憶(1):短期記憶の観点から,記憶について考える
第7回 学習と記憶(2):長期記憶の観点から,記憶について考える
第8回 教育評価:近年の動向を交えつつ,教育評価の手法について考える
第9回 動機づけ(1):主に欲求論の観点から動機づけについて解説する
第10回 動機づけ(2):主に認知論の観点から動機づけについて解説する
第11回 教授方法(1):古典的な教授理論から,教授方法について考える
第12回 教授方法(2):他者との学びという視点から,教授方法について考える
第13回 教授方法(3):メタ認知の育成
第14回 発達障がい:自閉症スペクトラム等の観点から,発達障がいについて考える
第15回 筆記による学力確認および授業総括:筆記試験およびこれまでの授業を総括してよりよい教育について考える授業時間外学習 / Expected work outside of class
次回の授業で学ぶ内容を確認し,予習を行ってください。参考文献は授業中に紹介します。
授業で配布するレジュメに基づき,復習を行ってください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
筆記試験(筆記による学力確認)(40%),平常成績(授業への貢献度)(20%),平常成績(レポート)(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・筆記試験(筆記による学力確認)を通して、基本的な概念や用語の定義・内容等の理解度を評価する
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・レポートを通して、授業で得た知識を具体的にどのように実際の場面に生かすことができるのかという点から思考力・判断力・表現力を評価する
③主体的な態度の観点
・授業への取り組みの姿勢、授業の振り返りの提出と内容(基準:テーマに沿って具体的に書けているか等)を通して、授業に主体的に取り組む態度を評価する
- 教科書
Textbooks
授業ごとに,授業内容に関するレジュメを配布する。
-
参考書
References 岡田 涼・中谷 素之・伊藤 崇達・塚野 州一(編著) 自ら学び考える子どもを育てる教育の方法と技術 北大路書房 9784762829352
田爪宏二(編著) よくわかる!教職エクササイズ2教育心理学 ミネルヴァ書房 9784623081776
- フィードバックの方法
Feedback Method 当該授業の感想や質問などに対して、次回の授業の冒頭でフィードバックを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業の前後に対応する。
- 備考
Other Comments