- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策/外/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 20592
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 教育原理
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 上田 浩史
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この教育原理の講義では、近代日本の教育思想家を取り上げ、その思想内容を検討することを通して、その豊かで価値ある教育思想的遺産を確認すると同時に、現代教育に与えた負の側面をも批判的に確認したい。したがって、教育の歴史に登場する人物が、どのような立場や考え方から、教育の意義、目的、内容、方法を確立していったのかを探っていくことになり、そこから教育の原理を探究していく。さらには、多様な教育思想から得られる歴史的な問題点をたたき台に、それと関連させ、現代の教育事象に関する議論のポイントを検討し、受講生と考えていきたい。
到達目標 / Course Objectives
近代の教育史的状況を理解することによって、教育原理的思考を養成し、現代の教育の在り方に生かせるように批判的思考を鍛えると同時に、教員になるために必要な資質能力を養うことを到達目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 現代の教育の在り方の確認と近代の教育思想との関連
第2回 教育史をもとにして教育の原理的考察を考えることについて
第3回 近代日本の教育の歴史的背景-明治前期-
第4回 近代日本の教育の歴史的背景-明治後期-
第5回 近代の黎明期における新しい学問と教育-緒方洪庵と適塾
第6回 適塾の教育ー医学研究から人材育成へ
第7回 啓蒙思想家の生涯ー福沢諭吉について
第8回 福沢諭吉の教育思想-慶応義塾の教育
第9回 森有礼の異文化体験とその教育への影響
第10回 国家主義教育の実践ー初代文部大臣森有礼の教育行政
第11回 津田梅子の異文化体験と女子教育への目覚め
第12回 津田梅子と女子英学塾
第13回 嘉納治五郎の教育思想-「柔道」の成立-
第14回 師範教育と嘉納治五郎
第15回 到達度の確認と講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
当シラバスで指定している教科書のほか、教科書の各章末に掲載されている参考文献にあたっていただきたい。また、授業中に適宜、周知する文献を参照されたい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度の確認を筆記試験とレポートで行なう。筆記試験(90%)、レポート(10%)の割合である。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業15週目に授業内で実施する「筆記による学力確認」およびレポートによって評価する。その際、授業中に議論したことが適切に理解されているかどうかが重要な評価ポイントとなる。
- 教科書
Textbooks 沖田行司ほか 人物で見る日本の教育【第2版】 ミネルヴァ書房 978-4-623-07402-0
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参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact できるかぎり授業前後の休み時間に問い合わせるようお願いしたい。どうしても無理な場合は、LMS経由にて応相談する。
- 備考
Other Comments 講義計画は、第○回として表示しているが、概ねのものであり、議論が関連事項に及ぶことがあれば、おしまず時間をかけて説明したい。テキストを精読することによって教育思想を考えていこうとする講義であるので必ず入手されたい。
なお、第1回の授業においては、履修判断のほか、テキストの入手が間に合わない受講生もいることが予想されるので、今後の方針ほか、近代教育を検討する前提として、いま現在の教育問題について触れることにする。「現代の教育の在り方の確認と近代の教育思想との関連」と表題した所以である。