- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/経/社/シ/化
- 時間割コード
Course Code - 05067
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 日本語2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春集/2
- 3
- 担任者名
Instructor - 末吉 佐久子
- 曜限
Day/Period - 土4/水5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この授業では、「読むこと」「書くこと」に重点を置き、アカデミック・リーディング及びライティングの基礎を身につけることを目的とする。
「読むこと」においては、まず、様々な文章・記事を読み、日本語の語彙力を高めるとともに、必要な情報を探し出し(スキャニング)、大意をつかむ(スキミング)読解能力を養う。
「書くこと」においては、留学生が間違えやすい表現や日本語の文体の特性、レポート作成や論文執筆に必要となる文章表現の技術を学び、1000字程度のレポートを作成する。到達目標 / Course Objectives
・様々な文章を読み、必要な情報に絞って探し、その文章の大まかな内容をつかめるようになる。
・レポート・論文・発表のための情報収集力を身に付ける。
・日本の大学において共通して求められる文章表現の方法についての知識を修得する。
・問題を発見し、批判的に物事を捉えられるアカデミック・リテラシーを身に付ける。
・アカデミック・ライティングのための実践的な文章表現技術を身に付ける。
・自律的に文章を作成するための自己評価のスキルやストラテジーを身につける。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
【アカデミック・リーディング(読む)】
第1回:報道記事の読み取り+コロケーション①
第2回:意見記事の読み取り①+コロケーション②
第3回:意見記事の読み取り②+コロケーション③
第4回:解説記事の読み取り+コロケーション④
第5回:投書の読み取り+コロケーション⑤
第6回:書評の読み取り+コロケーション⑥
第7回:インタビュー記事の読み取り+コロケーション⑦
第8回:調査記事の読み取り+コロケーション⑧
第9回:多読文章①+コロケーション⑨
第10回:多読文章②+コロケーション⑩
第11回:多読文章③+コロケーション⑪
第12回:多読文章④+コロケーション⑫
第13回:多読文章⑤+コロケーション⑬
第14回:多読文章⑥+コロケーション⑭
第15回:理解度確認テスト&アカデミックリーディングまとめ
【アカデミック・ライティング:レポート作成基礎(書く)】
第1回:レポート・論文の書き方① 文体、句読点、記号
第2回:レポート・論文の書き方② 文の基本Ⅰ:文体と副詞・接続詞
第3回:レポート・論文の書き方③ 文の基本Ⅱ:文体と文中表現
第4回:レポート・論文の書き方④ 文の基本Ⅲ:文体と文末表現/呼応
第5回:レポート・論文の書き方⑤ 構成、説明文
第6回:レポート・論文の書き方⑥ 要約、引用文
第7回:レポート・論文の書き方⑦ 図、グラフに関する表現と比較
第8回:レポート・論文の書き方⑧ 意見文
第9回:メール・手紙文の書き方(依頼・お礼・お詫び)
第10回:図書館ガイダンス
第11回:レポート・論文の書き方-実践編① 構成/レポートを書くための準備
第12回:レポート・論文の書き方-実践編② 序論の書き方
第13回:レポート・論文の書き方-実践編③ 本論の書き方
第14回:レポート・論文の書き方-実践編④ 結論の書き方
第15回:レポート・論文の書き方-実践編⑤ 参考文献の書き方授業時間外学習 / Expected work outside of class
・授業内容の復習を徹底し、日本語能力の向上に努めること。
・授業期間中に複数回課題を出すので、必ず提出すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
【アカデミック・リーディング(読む)】
課題(要約作成等)(40%)、確認テスト(20%)、授業への授業参加度(40%)
【アカデミック・ライティング(書く)】
課題レポート(20%)、授業内課題(40%)、授業への参加度(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
●授業内課題・確認テスト・課題レポートについて
・授業内容を理解し、適切な要約ができているかを評価する。
・アカデミックリーディング・スキルを用いて読解が行えるかを評価する。
・授業で取り上げた文章作成のポイント、表現を正しく、適切に使ってできているかを評価する。
・授業内外で作成した作成物の内容を評価する。
●授業への参加度について
・授業への出席回数を評価する。
・遅刻・早退は3回で欠席1回と見なす。
・正当な理由なく1/3以上欠席した場合、単位は認めない。
・他者と協調し、協働的に学習できているかを評価する。
・授業内での話し合い、ディスカッションに積極的に参加できているかを評価する。
- 教科書
Textbooks
特に指定はしない。主要文献・参考資料は適宜指示する。
-
参考書
References 宮弘美 NIE実践ワークブック 新聞で身につく日本語力 国書刊行会
澁川晶, 庵功雄, 高橋紗弥子 留学生のためのジャーナリズムの日本語 スリーエーネットワーク
山口久代, 竹沢美樹, 崔美貴 コロケーションが身につく日本語表現練習帳 研究社
河野哲也 レポート・論文の書き方入門 慶應義塾大学出版会
石黒圭 この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本 日本実業出版社
二通信子他 留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック 東京大学出版会
浜田麻里他 大学生と留学生のための論文ワークブック くろしお出版
他の書籍に関しては授業中に適宜紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業内で直接、あるいはKU-LMSを通して行う
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 担当者に直接メール、あるいはKU-LMSにて連絡すること
- 備考
Other Comments ・本科目は「国際共修(異文化間の協働学習を通じて相互理解と新たな価値観を創造する)」科目である。授業内外で日本人・その他留学生との共修機会を提供するので積極的に参加すること。
・授業を休む/休んだ場合は授業前後2日以内に連絡すること(電話・メール可)