- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - ガバナンス研究科
- 時間割コード
Course Code - 98523
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - D公共政策特別研究4(現代日本政治論)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 小西 秀樹
- 曜限
Day/Period - 月6
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代日本の政治社会について、実際のできごとをふまえながら、学術的な主要論点を考察する。政治社会学は、政治的決定をめぐって展開される多様なアクターの相互作用の過程、すなわち政治と社会構造の動態的な関係を記述し、分析し、理論化することを課題としている。本講義では、英語文献の講読も含め、受講生との討議を中心に授業をすすめる予定であるが、受講生のテーマ、取り組み具合を考慮する。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(ガバナンス研究科(D))
1.知識・技能
高度専門職業人としての高い倫理性を持ち、国際水準でも通用する高度な課題発見の能力、政策を立案する高度な能力、政策を評価する高度な能力を有するとともに、グローバルあるいはローカルなレベルにおいて、自らが創り出した政策を実行に移していくことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識や国際動向、研究の遂行に必要な高度な能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
博士課程前期課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことに加えて、国際的ネットワークを通じて積極的に価値創出の枠組みを形づくることができる。
到達目標 / Course Objectives
現代日本における政治社会の応用研究にむけて、国内外の研究動向を把握し、論点の発見や分析のための高度な思考力を養うことが本講義の主たる目標である。
①知識・技能の観点
政治社会学の主要理論を理解し、現代日本の政治社会について客観的かつ詳細に事実を整理する高度な力を養うこと。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
とりあげる専門論文の高度な読解力(政治学、社会学の論点を発見して整理し、説明する表現力)を養うこと。正確性と論理性において優れたレポートを作成すること。
③主体的な態度の観点
現代日本政治に関して一定の仮説を提示し、自ら検証し、見直す多角的で客観的な研究力を養うこと。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 導入:政治社会研究の意義と現状
第2回 政治社会分析の諸理論の検討(1)--- 社会構造と政治
第3回 政治社会分析の諸理論の検討(2)--- 歴史と社会構造
第4回 政治社会分析の諸理論の検討(3)--- 組織と権力
第5回 政治社会分析の諸理論の検討(4)--- 現代社会論
第6回 現代日本政治社会研究(1)--- 政党
第7回 現代日本政治社会研究(2)--- 利益団体
第8回 現代日本政治社会研究(3)--- 行政官僚
第9回 現代日本政治社会研究(4)--- 首相
第10回 現代日本政治社会研究(5)--- 選挙
第11回 現代日本政治社会研究(6)--- 市民社会,社会運動
第12回 現代日本政治社会研究(7)--- 社会意識,マス・メディア
第13回 現代日本政治社会研究(8)--- 社会階層
第14回 現代日本政治社会研究(9)--- 地域社会
第15回 総括:政治社会研究の展望授業時間外学習 / Expected work outside of class
毎回、取り上げる文献の事前講読、要点の整理と、授業後、講義テーマ、自身の研究テーマとの関連性の再確認、適切な文章化をおこなうことが必要である。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
テキスト講読(70%)、最終レポート(30%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
現代政治社会分析の主要理論を理解し、現代日本の政治社会について客観的かつ詳細に事実を整理することができているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
とりあげる専門論文の高度な読解力(論点を発見して整理し、説明する表現力)を有しているか。レポートの内容が正確性と論理性において優れているか。
③主体的な態度の観点
一定の仮説を提示し、自ら検証し、見直す研究力を深めることができたか。
- 教科書
Textbooks 特に指定しないが、関連文献を適宜紹介する。
-
参考書
References
間場寿一編(2000)『講座社会学9 政治』東京大学出版会。
キャンベル(2014)『自民党政権の予算編成』真渕勝訳,勁草書房。
厚東洋輔(2020)『<社会的なもの>の歴史』東京大学出版会。
盛山和夫(2011)『社会学とは何か』ミネルヴァ書房。
田中輝美(2021)『関係人口の社会学』大阪大学出版会。
富永健一(1990)『日本の近代化と社会変動』講談社。
ピアソン(2010)『ポリティクス・イン・タイム』粕谷祐子監訳,勁草書房。
ベックほか(1997)『再帰的近代化』松尾精文ほか訳,而立書房。
保城広至(2015)『歴史から理論を創造する方法』勁草書房。
森本哲郎編(2021)『現代日本政治の展開』法律文化社。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーを設ける(曜日、時間は開講時に説明する)。
担任者メール・アドレス koni98@kansai-u.ac.jp
- 備考
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