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学部・研究科
Faculty/Graduate School
ガバナンス研究科
時間割コード
Course Code
98509
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M地域経済論研究
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
福味 敦
曜限
Day/Period
木6
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

発展途上国の貧困・開発問題を経済学的に分析する上で必要な理論、実証的な素養を養うことを目的とする。受講者自身の問題意識のもと先行研究を集め、フロンティアをつかむことができるようになること、これが本講義における到達目標となる。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
  高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
  学士課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
発展途上国における課題を理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
関心のあるいくつかの課題を自ら取り上げ、専門論文を集め、深く理解し、説明することができる。
③主体的な態度の観点
資料を深く読み込み、適切な資料やデータに基づきながら、分析することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

発展途上国の開発問題に関わる代表的な研究書・論文の精読を行う。講義の中心となるのは受講者によるプレゼンテーションである。以下のトピックを主にカバーすることを予定しているが、受講者の興味関心に応じてある程度の調整も行う予定である。

1.        イントロ:発展途上国のダイナミズム
2.        貧困とは何か
3.        貧困の計測
4.        国際開発論の全体像
5.        工業化(1) 貿易政策
6.        工業化(2) 直接投資 
7.        工業化(3) 市場と政府
8.        グローバリゼーションと貧困(1)途上国
9.        グローバリゼーションと貧困(2)先進国
10.        農村開発(1)農地改革
11.        農村開発(2)緑の革命
12.        農村開発(3)マイクロファイナンスの理論
13.        社会開発(1)スラムとインフォーマルセクター
14.        社会開発(2)教育・保健
15.   まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

【予習】参考⽂献を探し、報告の準備をする(1⽇当たり1時間=15週で約100時間)
【復習】講義中のディスカッションを受けて資料の改定を⾏う(10時間)/関連するデータを探す(10時間)

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
プレゼンテーション(80%)・毎回の取り組み(20%)で評価する。 

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

到達目標の達成度に応じて評価する。

教科書
Textbooks


新興国経済に関する基本的な書籍(日本語)、世界銀行など国際機関のレポート類(英語)の他、計量経済学の基本的なテキストを予定。 

参考書
References

  Abhijit  Vinayak  Banerjee,  Roland  Benabou,  Dilip  Mookherjee    Understanding  Poverty  Oxford  University  Press  
アビジット・V・バナジー,  エスター・デュフロ  貧乏人の経済学  みすず書房  
山本拓・竹内明香  入門計量経済学 Excelによる実証分析へのガイド  新世社  

資料は講義中に適宜指示、もしくは配布する。

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回の講義の冒頭で、前回の講義の振り返りとフィードバックを行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

初回の講義で指示する。

備考
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