- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - ガバナンス研究科
- 時間割コード
Course Code - 98506
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M数理経済分析研究
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 初見 健太郎
- 曜限
Day/Period - 月5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人びとが共有する資源(コモンズ)の安定的な管理に関する先駆的業績(後年、ノーベル経済学賞受賞につながった業績)であるエリノア・オストロムの『コモンズのガバナンス』を輪読する。時間に余裕があれば、関連する近年の研究書なども輪読する。本書に難解な数式が出てくるわけではないので、受講にあたっての予備知識は不要とする。しかし、ゲーム理論や公共財・共有資源に関する初歩的な知識があると、より理解が深まるであろう。
注.担当教員は、大学院の授業の場合、教員が学生に一方的に教える形ではなく、教員と学生が共に学ぶ形が望ましいと考えており、実際にそのような形の授業にする。そのような形の授業が合わない学生もいるので、注意のこと。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
学士課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことができる。
到達目標 / Course Objectives
コモンズについての十分な理解
授業手法 / Teaching Methods
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
第2~4回 公共財と共有資源
第5~7回 共的資源と自治
第9~11回 長期的な共的資源の管理
第12~14回 管理制度の変化と失敗
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
復習を中心に行うこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
ディスカッションへの貢献(100%)。プレゼンテーションを求めることもありうる。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
到達目標をどの程度達成しているかで判断する。
- 教科書
Textbooks エリノア・オストロム 著 『コモンズのガバナンス:人びとの協働と制度の進化』 (晃洋書房, 2022) 978-4771037083
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参考書
References
参考書については授業中に指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業中に指示する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業中に指示する。
- 備考
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