- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - ガバナンス研究科
- 時間割コード
Course Code - 98504
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M現代行政学研究
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 梶原 晶
- 曜限
Day/Period - 月5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代日本政治および比較政治をテーマにした書籍及び論文のうち、比較的最近出版・発表されたものを講読する。
文献講読を通して、政治学において重要となる理論および学説の発展を理解する。また本講義では定性的分析、計量分析、実験など政治学のみならず広く社会科学において使用されている分析手法に関する理解と知識を深める事を目指す。
具体的な文献は、初回に担当者が提示するリストを基に、講義参加者の研究テーマや関心に応じて決定するものとする。
進行方法は、参加者のなかで毎回報告担当者を決めて、報告者が文献の内容をついて報告とコメントを行った上で、ディスカッションを行うものとする。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
学士課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・政治学および社会科学における方法論や分析手法を理解する。
・政治学における理論発展を把握する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・文献の内容を高度に理解し、再構成する能力を身につける。
・報告とディスカッションを通して学習内容を的確に表現できるようになる。
③主体的な態度の観点
・各自の研究発展、論文作成にとって不可欠となる、先行研究を批判的に吸収することができる。
・学習内容を論理で的確な文章で表現できるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
各授業では、毎回、論文の場合には2本、書籍の場合には数章を選定して、講読を進めていく。
各回に扱う論文のテーマは下記の進行表の通りとするが、受講者の興味と関心あるいは修士論文の研究テーマに応じて変更することがありうる。
第1回:オリエンテーション:出席者の研究関心の紹介、講義全体の方針の確認
第2回:社会科学方法論について:実証分析と認識論との関係
第3回:リサーチ・デザイン:分析を組み立てる方法について
第4回:分析手法の多様性:インタビュー、参与観察、サーベイ、言説分析
第5回:歴史分析①:政治史と行政史
第6回:歴史分析②:国際関係と外交
第7回:事例分析①:単一事例から何が言えるか?
第8回:事例分析②:比較の枠組みから設定された事例分析
第9回:計量分析①:有権者の行動
第10回:計量分析②:自治体の政策と予算を計量的に分析する
第11回:準実験:自然実験、DID、マッチング
第12回:ランダム化比較実験:サーベイ
第13回:各自のリサーチデザインの発表
第14回:研究倫理について
第15回:講義のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
講読予定の文献を事前に読み、要点を整理するとともに、ディスカッションのための準備をしてくる必要がある。また共通に講読する文献の他に参考文献や関連する資料にあたることも求める。場合によっては、小レポートの作成・提出を求めることがある。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
報告の内容(50%)、討論への積極的な参加(35%)、小レポート等(15%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
授業時の報告が政治学の諸理論や方法論の理解に基づいたものであるかどうか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
報告の内容が文献の正しい理解を反映したものであるかどうか。小レポートの論理性と内容の独創性。
③主体的な態度の観点
ディスカッションでの発言および講義全体に対する積極性の有無。
- 教科書
Textbooks
特に指定しない。使用する文献については、初回授業時に指示する
-
参考書
References
参考書については、講義中に指示するほか、初回に文献リストを配布する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーと連絡先メールアドレスを初回授業時に指示します。
- 備考
Other Comments