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学部・研究科
Faculty/Graduate School
ガバナンス研究科
時間割コード
Course Code
98537
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M公共政策学研究
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
西山 真司
曜限
Day/Period
木3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

公共政策には、規範的・理論的に分析されるべき側面と、経験的な実態把握によって分析されるべき側面とが混在しています。そのため公共政策研究の方法論は、ともすると散漫なものになりがちです。
そこでこの講義では、理論的・実証的な公共政策研究の最先端をサーヴェイすることによって、公共政策を多角的に研究するための視点を養います。特に、公共政策研究においてどのような論理構成が用いられているのかに注目します。
実際にどのような文献をサーヴェイするのかについては、担当教員が初回に提示したリストを中心に、受講生の関心を考慮しながら選択します。受講生には、毎回の授業時に文献の予習をしてもらうと同時に、輪番制で文献内容の報告もしてもらいます。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
  高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
  学士課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・公共政策研究に用いられる方法論を理解することができる。
・政治理論的な観点から先行研究を評価することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・首尾一貫した論理構成のもとで報告をおこなうことができる。
・先行研究の可能性と限界を適切に表現することができる。
③主体的な態度の観点
・講義中において能動的・積極的に自らの意見を述べることができる。
・課題文献以外の関連文献を調査することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

授業においてどのような文献を検討するかについては、初回に決定します。文献によっては授業計画の一部に変更が生じることもあります。また、受講生には自身の研究計画について報告してもらうこともあります。

第1回:オリエンテーション(サーヴェイ文献の確定と第2回以降の進行の確認)
第2~4回:公共政策への規範的アプローチ
第5~7回:公共政策への実証的アプローチ
第8・9回:市民社会論
第10・11回:公共政策の最先端研究
第12回:第一線公務員による政策実施
第13・14回:ジェンダー・アプローチと政策研究
第15回:まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

受講生は課題文献の他にも、関連文献を自ら調べてサーヴェイしておくことが求められます。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
議論への貢献度(40%)、報告(30%)、小レポートなど(30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

上記の到達目標が達成されたかどうかを総合的に判断します。

教科書
Textbooks


初回オリエンテーション時に決定します。文献には英語によるものも含む可能性があります。

参考書
References


適宜指示します。

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

基本的には授業時間後に対応します。
その他の場合は事前にメールで連絡してください。

備考
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