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学部・研究科
Faculty/Graduate School
ガバナンス研究科
時間割コード
Course Code
98514
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M法政策研究
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
小林 直三
曜限
Day/Period
水5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 「法政策」という観点から公共政策を分析し、政策を学ぶ大学院生の法学的能力を養成する。法政策とは、主に法律の知識を用いて、社会問題の解決を行うための方策である。この講義では、主に憲法上の統治機構や人権に関する諸問題を取り上げ、そうした「法政策」についての総合的な理解力を養成する。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
  高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。

到達目標 / Course Objectives

1.憲法上の統治機構や人権について理解する。
2.紛争や社会問題の予防や解決にあたっての司法の限界を理解する。
3.政策形成・政策実現における法的手法を修得する。
1.2.3.の順に難易度が高い(1は易しい。3は難しい。)

授業手法 / Teaching Methods

・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

(1)ガイダンス
(2)法の支配の正当性:立憲主義と民主主義との緊張関係を踏まえて
(3)~(5)裁判所による違憲審査制度とその限界
(6)国民主権について―直接民主政か代表民主政か―
(7)国会と財政
(8)内閣と行政のあり方
(9)地方自治制度
(10)人権総論
(11)~(14)人権保障と法政策
(15)講義を振り返って

授業時間外学習 / Expected work outside of class

講義を受ける前と、受けた後に、以下の学習をすること。
(事前学習)次回の内容に関して、事前に教科書等を熟読する等して、内容が把握できるように予習をすること。
(事後学習)講義内容の復習をし、講義内容を確認し、どこまで理解できたのかを自己分析すること。理解が不十分な場合、基本書などで学習したり、次の講義のときに担当教員に質問すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート(60%)、質疑応答・発表・議論の内容(40%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

到達目標について、全てを総合して平均何%達成できたかで評価する。

教科書
Textbooks

孝忠延夫・大久保卓司編  『憲法実感!ゼミナール』  (法律文化社)  978-4589035882

参考書
References

小林直三・大江一平・薄井信行編  『判例で学ぶ憲法』  (法律文化社)  
澤野義一・小林直三編  『テキストブック憲法〔第2版〕』  (法律文化社)  978-4-589-03824-1
大久保卓治・小林直三ほか編  『憲法入門!市民講座』  (’法律文化社)  978-4-589-04068-8
伊藤恭彦・小林直三・三浦哲司編  『転換期・名古屋の都市公共政策―リニア到来と大都市の未来像―』  (ミネルヴァ書房)  978-4-623-08986-4

上記以外は、講義の中で適宜あげていきます。

フィードバックの方法
Feedback Method

講義中のディスカッションなどを通じて、適時、行っていきます。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

できるだけ講義中に質問などをして下さい。

備考
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