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学部・研究科
Faculty/Graduate School
ガバナンス研究科
時間割コード
Course Code
98501
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M調査方法論研究
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
1
担任者名
Instructor
石田 成則/宮下 真一
曜限
Day/Period
水6
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

研究内容の質を高め、着実な成果を上げるためには、仮説ー検証のプロセスを欠くことはできない。仮説は、自らがテーマとする経済・経営問題についての素朴な疑問から出発する。学術研究では、先行研究を広くサーベイして、それを一歩進めることで独創性のある仮説を導出する。本講義ではまず、仮説定立のために必要とされる技能や工夫を学ぶ。つぎに、こうした仮説の検証方法を学習し、その真偽を確認する手法を習得する。その際には、量的データと質的データを活用し、事例に即して学ぶ。最後に、頑強性を高めた仮説を通じて、それを具体的な政策提言に結び付ける方法を検討する。 

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(ガバナンス研究科(M))
1.知識・技能
  高度専門職業人として高い倫理性を持ち、国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題にガバナンス学の高い専門性を用いて、自らが創り出した政策を実行に移すことができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」を基盤とし、国際水準でも通用するグローバルあるいはローカルなレベルにおける課題の発見、それに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力を身に付けている。さらに政策分析の知識、研究の遂行に必要な基本的能力、国際的な視野も身に付けることができる。
3.主体的な態度
  学士課程で培った密なコミュニケーションを基盤とし、解のない現代社会の諸問題に高い専門性を持って意欲的に取り組み、強いリーダーシップをもって新しい価値を主体的に生み出すことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
研究に有効な仮説を定立できる。および仮説の検証方法に精通する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
データに基づいた政策提言能力
③主体的な態度の観点
自らの政策提言内容の検証

授業手法 / Teaching Methods

・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回.研究成果の質を高める方法
第2回.事実やデータからの仮説の定立
第3回.仮説定立のためのデータ(1)量的データと質的データ
第4回.仮説定立のためのデータ(2)具体的なデータに基づく統計処理
第5回.仮説定立のためのデータ(3)アンケート項目の作成
第6回.仮説定立のためのデータ(4)アンケートの統計処理
第7回.具体的な検証方法(1)理論編
第8回.具体的な検証方法(2)量的データの活用
第9回.具体的な検証方法(3)質的データの活用
第10回.事例研究を通じた学習(1)
第11回.事例研究を通じた学習(2)
第12回.事例研究を通じた学習(3)
第13回.仮説の精度を上げる方法
第14回.仮説ー検証の繰り返しプロセス
第15回.仮説ー検証を通じた政策提言 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・次回の授業範囲における教科書を読み理解するとともに、専門用語の意味等を理解しておくように予習すること。
・授業資料、教科書を、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
・事例に関する課題を出すので次週の授業までに課題を解くこと。 

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート60%、講義内報告40%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
データ分析のための統計手法の理解
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
身に付けた統計手法の活用
③主体的な態度の観点
統計結果の判断と新たな仮説の定立

教科書
Textbooks

生方正也  『仮説検証力』  すばる社  

参考書
References

中室真紀子・津川友介  『原因と結果の経済学』  ダイヤモンド社  

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
研究室に居るときはいつでもどうぞ。

備考
Other Comments

質問については、関大メール(sishida@kansai-u.ac.jp)まで。