- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70473
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - リスク情報論
<M><S> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 井上 真二
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
リスクに対する基本的な考え方を述べた上で,定量的なリスクの解析・評価に有用な手法の一つである信頼性工学の基礎理論について紹介する.特に,ハザードレートに基づいたシステムの信頼性解析やシステム故障,災害,事故に関するリスク評価において不可欠なFTAやFMEAについても述べる.FTAやFMEAでは,故障モードの解析,リスクに関連する情報を使ったハザードの特定,および効果的なリスク低減手法を中心に述べる.
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・リスクに関する一般的な定義が理解できている.
・信頼性工学に関する基礎的な理論が理解できている.
・確率・統計に基づいた基礎的な信頼性データ解析が行える.
・FMEAを用いて重要度の高い故障モードを抽出して解決すべき課題を提示できる.
・FTAを用いて危険事象の発生メカニズムを解明して効果的なリスク低減策を立てられる.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・期待しない(または期待する)事象の確率的な振る舞いを意識しながら,リスクを考えることができる.
・ワイブル確率紙を活用しながら,信頼性評価に有用な尺度を求めることができる.
・図表を駆使しながら,危険事象の抽出や発生メカニズムを表現することができる.
③主体的な態度の観点
・自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
以下のテーマに沿って授業を行う.なお,理解度や進捗度により,テーマを複数回に分けて紹介したり,下記の予定が変更されることもある.授業では,毎回クイズを出題すると共に,適宜,演習を行うことで授業の理解度の確認をする.
第1週:リスクと信頼性との関係(1)
第2週:リスクと信頼性との関係(2)
第3週:耐用性と信頼度解析
第4週:保全性と保全性解析
第5週:人間信頼性と安全設計
第6週:直列系と並列系のシステム信頼度解析
第7週:冗長系による高信頼化
第8週:ワイブル分布とその特徴
第9週:ワイブル解析
第10週:打ち切りデータの信頼性解析
第11週:累積ハザード法
第12週:FMEA
第13週:FTA
第14週:FT図の作成
第15週:FT図の作成および確認テスト授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業の復習に重点をおいて,内容の理解に努めること.また,その理解度を確認するために適宜課題を指示する.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
確認試験(80%),レポート4回程度,小テストなど(20%)
に基づいて評価する.
※第15回(予定)には、定期試験に相当する受験が必須の
確認試験を行います。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・各回で取り上げた基本的な問題や概念について正しく理解できているかどうかを評価する.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・関連する種々の手法を図表を駆使しながら,問題の解決へと導くことができるか評価する.
③主体的な態度の観点
・毎回の授業後に実施するクイズやレポートを自主的に取り組み,解答例を見直し,自ら理解を深めているか評価する.
- 教科書
Textbooks 田中健次 『入門 信頼性』 (日科技連出版社) 978-4-8171-9293-6
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method レポートや毎回授業時に行う小テスト(内容確認クイズ)の解答例を「関大LMS」を通じて配布します.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 「関大LMS」メッセージ機能を利用してお問い合わせください.
- 備考
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