2020 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70514
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
メディアイベント論
<M>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
岡田 朋之
曜限
Day/Period
火3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 今年2020年は夏季五輪・パラリンピックの東京大会が開催され、2025年には大阪・関西での国際博覧会(=万博)開催が予定されている。今日、こうした巨大メディアイベントが日常生活にもたらす影響力は、いかなる形でどのような局面におよぶのであろうか。また、その受け手としての一般の人びとはどのようにそれらのイベントを受け止め、コミットしていくのだろうか。
 近代社会におけるメガイベントのルーツとしての万国博覧会は、21世紀を迎え、もはや時代遅れとも言われていたものの、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)では当初の予想を大きく上回る来場者を数え、新たな局面と可能性を示した。
 本講義は巨大メディアイベントの形成過程と現状について、多面的に検討することを通じ、情報メディアと私たちの日常生活や意識との深い関わりを考察していく。具体的な流れとしては、まず万博を中心に五輪やW杯といったメガイベントのこれまでの歴史的な経緯をたどる。そして21世紀以降に愛知、上海、麗水という日中韓で開催された3つの万博、そして2015年にミラノで開催された万博などで見られた新たな状況を参照しつつ、将来的な展望を考察する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・イベントで表現される社会や文化の歴史的背景に対する理解
・イベント空間や展示のデザイン、それらを表現するためのメディアについてのテクニカルな知識等について習得していること。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・本学でこれまでに受講し,学習した項目について、持てる知識とスキルを総動員し、メディアイベントの開催計画を総合的に立案し、表現できること。

③主体的な態度の観点
・課題への取り組みを通じて、自らが学習で到達できた点について、その要所を的確に表現していること。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロ〜メガイベントの系譜
第2回  万博のまなざしがもたらした近代化
第3回  メディアイベントとノスタルジー〜懐かしさの記憶をめぐって(1)
第4回  メディアイベントとノスタルジー〜懐かしさの記憶をめぐって(2)
第5回  権力装置としてのメディアイベント
第6回  ナショナル・アイデンティティの表現をめぐって
第7回  アトラクションの進化
第8回  メディアイベントと企業活動
第9回  ICTの発展とメディアイベント
第10回  開発型から市民参加型へ
第11回  イベント空間の設計とデザイン
第12回  メディアイベントの効果と遺産
第13回  中間総括と課題提示
第14回  提出課題の紹介と講評
第15回  相互評価の結果発表とまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

期間中に数回、関大LMSを用いたコメントを求める。
最終リポートの作成と提出。および上位選出リポートの評価の実施。
また期間中に学外で開催される展覧会もしくはミュージアムでの展示を観覧した上でリポートを提出してもらう予定である。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
期間中に数回実施するコメントおよび小リポートが30〜40%
最後に実施するリポートが60〜70%の予定

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
最終リポートの内容をもって評価する

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
最終リポートにおけるリソースの活用方法、その構成や表現の手法などから評価する。

③主体的な態度の観点
学期途中で実施する学外でのフィールドワークによるリポートの取り組み状況と、講義中で数回実施するコメント提出の状況から評価をおこなう。

教科書
Textbooks


原則として毎回レジュメを配布する。

参考書
References

加藤晴明・岡田朋之・小川明子編  『私の愛した地球博──愛知万博2204万人の物語』  (リベルタ出版)  
福間良明・難波功士・谷本奈穂編著  『博覧の世紀──消費/ナショナリティ/メディア』  (梓出版社)  
吉見俊哉  『博覧会の政治学──まなざしの近代』  中央公論新社(中公文庫)  
黒田勇編  メディアスポーツへの招待  (ミネルヴァ書房)  
飯田豊・立石祥子編著  現代メディア・イベント論——パブリック・ビューイングからゲーム実況まで  (勁草書房)  

その他、授業中に適宜紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

授業課題で提出を求めたコメントは、目ぼしいものを抜粋の上、匿名化して講義において適宜紹介する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメッセージ機能を使用すること。

備考
Other Comments

講義内容の理解のためには、情報メディア論、ポピュラーカルチャー論などの科目を修得していることが望まれる。また、課題リポートの作成にあたってはグラフィック基礎実習、CG実習、制作実習(ヴィジュアルコミュニケーション)等の各実習科目で習得したスキルをフルに活用できていることが高い評点につながる。