2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70656
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
行動科学実習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
西田 晃一
曜限
Day/Period
金2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

実験・実習・製図(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

行動科学は、人間の行動について研究する学問で、心理学や社会学、人類学などが含まれています。本実習では、心理学で利用されることの多い質問紙調査をとりあげ学習します。一般的なアンケートと違って、心理学で用いられる質問紙の多くは、「尺度」と呼ばれる質問項目群で構成されています。本実習では、「尺度」とはどのようなものか、それがどのようにして作成されてゆくのかを実習します。実習を通して、尺度を作る際に重要となる、信頼性と妥当性について理解を深めて欲しいと思います。

到達目標 / Course Objectives

1.  心理尺度の作り方を理解すること。
2.  心理尺度の信頼性と妥当性について理解すること。
2.  心理尺度の利用法を理解すること。
3.  心理尺度を利用した研究の組み立て方を理解すること。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 オリエンテーション
第2回 心理尺度学習1 〜尺度に答える、質問項目を考える
第3回 心理尺度学習2 〜尺度構成法概論
第4回 心理尺度学習3 〜内容的妥当性を検討する練習
第5回 心理尺度学習4 〜信頼性と妥当性
第6回 心理尺度学習5 〜報告書の作成
第7回 尺度作り1 〜基準関連尺度の検討
第8回 尺度作り2 〜開発尺度の考案
第9回 尺度作り3 〜内容的妥当性評価シートの作成
第10回 尺度作り4 〜内容的妥当性の評価
第11回 尺度作り5 〜開発尺度の改訂と調査用紙の作成
第12回 尺度作り6 〜調査
第13回 尺度作り7 〜分析1
第14回 尺度作り8 〜分析2
第15回 尺度作り9 〜報告書の作成

授業時間外学習 / Expected work outside of class

(1)  課題を期日までに提出すること。
(2)  配付資料を復習すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
課題(含む宿題)100%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

1.  各課題において求められている目標をクリアしているか否か。
2.  各課題を、期日までに達成しているか否か。

<注意>
※  期日までに、所定の方法で課題を提出されない方の単位は認定しません。その理由は、備考欄を参照してください。

教科書
Textbooks


必要に応じて資料を配布する。

参考書
References


授業中に紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメッセージを利用してください。

備考
Other Comments

 本実習は、各回の課題を積み重ねて行くことで実習目標を達成するよう構成されています。全体として一つの「物語」となっていますので、各回の資料も課題も、全体の「物語」の中に位置付けて理解するよう努めてください。

 ほぼ毎週課題が出ます。各週の課題は、次の週の教材となります。したがって、課題を提出されない人は、次の週の教材がありません。教材がないのですから、次の課題には取り組めません。次の課題に取り組めないのですから、それ以降の課題にも取り組めません。課題を提出されない方が単位の認定を受けられない理由はここにあります。

 また、提出いただいた課題は、担当教員による加工が必要です。そのため、課題の期日を厳守するよう求めています。期日に遅れて提出なさった場合、次の週の授業に教材化は間に合いませんので、次の課題に取り組んでいただくことはできません。したがって、課題を提出されなかった方と同様に、単位の認定を受けられません。

 課題そのものは一人ずつで取り組むのですが、その成果の一部は受講生間で共有(相互に協力)しながら実習が進みます。この点でも、課題の提出期限を守ることが重要となります。

 配布資料は、丁寧に、時間をかけて読み込んでください。課題を遂行するにあたっては、緻密さ、丁寧さ、そして高度な日本語運用能力が求められます。

 これらのことを十分に理解した上で履修してください。

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 受講にあたっては、各自のコンピュータにアプリ版のWordとExcelをインストールしておいてください。関西大学の学生さんは、在籍中は無料でインストールできます(ITセンターのWebページを参照してください)。配布資料の一部が、Web版のOfficeでは適切に利用できません。