- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70507
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 情報伝送の物理
<C> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 堀井 康史
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
コンピュータをはじめとする情報機器のデータ伝送速度が急激に上がると、LANケーブルにほんのわずかな劣化を生じるだけでも満足な通信速度が得られなくなる。本講義では、回路の基本的な解析方法を習得し、回路が高速に動作するときにどのような現象が起こるのか、また、さらなる高速化をめざすには何が重要なのかを、回路理論と伝送線路理論の観点から学ぶ。講義では数式を取り扱うが、入門的な内容に限定する。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①電子回路素子とこれにより構成される電子回路について理解できる。
②電気信号(データ)を送るための伝送線路を等価回路的に表現できる。
③分布定数理論をもとに、伝送線路を伝わる電気信号(データ)を波動として理解できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1 交流・直流電源の回路表現
2 基本素子(RLC)の回路表現
3 インピーダンス・アドミッタンスの計算法
4 キルヒホッフの法則,閉路電流法
5 テブナンの定理,ノートンの定理
6 回路方程式を作る
7 回路方程式を解く
8 (演習)直流回路
9 (演習)交流回路
10 分布定数理論と伝送線路
11 伝送線路の等価回路表現
12 伝送線路方程式の導出
13 伝送線路で作るインピーダンス整合回路
14 伝送線路で作るコイル・コンデンサ
15 (演習)分布定数回路を読み解く
15 高周波回路技術の現状と授業のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
複素数、微積分を使用するので、基礎的な事柄についてはあらかじめ予習をし、理解しておくこと。また、授業で使用する数式については、丁寧に導出し、理解が深まるように配慮する。ただし、授業後に1時間程度の復習を行うこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
試験(80%)、平常成績(20%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
基本的には定期試験により成績の評価を行うが、授業中、受講生の理解が不十分と思われる場合は、小テストを行うなどして理解の充実を図る。
- 教科書
Textbooks
ノート講義を行うため、教科書は指定しない。
-
参考書
References 東京電機大学 『入門 回路理論』 東京電機大学出版局 978-4-501-11270-7
間辺 幸三郎 『基礎テキスト 回路理論』 東京電機大学出版局 978-4-501-10840-3
三輪 進 『高周波の基礎』 東京電機大学出版局 978-4-501-10970-7
吉岡 芳夫, 作道 訓之 『過渡現象の基礎』 森北出版株式会社 978-4-627-73552-1
- フィードバックの方法
Feedback Method 小テストを行う際は、速やかに答案を採点し、返却する。また、小テストの解説を行い、受講者が十分に理解していることを確認する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を利用する。また、授業の前後にも対応する。
- 備考
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