2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70661
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
マクロ政治データ分析実習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
宋 財ヒョン
曜限
Day/Period
木4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

実験・実習・製図(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では、世論調査データ、市区町村・国の選挙結果データなど、様々なタイプのデータを用いた分析手法を学習するとともに、本格的な計量政治学の論文執筆の基礎を身に付けることを目的とする。

本講義は前期の「ミクロ政治データ分析実習」とセットで履修すること強く推奨する。前期の「ミクロ政治データ分析実習」は分析ツール(R)の使い方を、本講義では具体的な分析手法について解説する。つまり、本講義においてRの使い方は解説せず、前期内容の復習も行わない。前期未修者の受講は妨げないものの、受講前にRの使い方を熟知していることを前提とする。不安のある学生は必ず履修登録の前に宋に相談すること。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  
3.主体的な態度
  

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
問いが与えられた場合、適切なデータと分析手法を選び、分析と解釈ができるようになる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
様々なデータや社会的・自然現象から問いを見つける能力を身につける。
③主体的な態度の観点
データ分析を通じ、何かの知見を受け入れる側から発信できる側へ転ずる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

以下の内容は履修者の理解や進捗状況に応じて変更される可能性がある。

1.  第1回  ガイダンス
2.  第2回  リサーチデザイン(1)
3.  第3回  リサーチデザイン(2)
4.  第4回  記述統計
5.  第5回  統計的推定
6.  第6回  統計的仮説検定
7.  第7回  変数間の関係
8.  第8回  回帰分析(1)
9.  第9回  回帰分析(2)
10.  第10回  回帰分析(3)
11.  第11回  交互作用
12.  第12回  ロジスティック回帰分析
13.  第13回  分析結果の可視化
14.  第14回  期末レポートの執筆
15.  第15回  期末レポートの執筆

授業時間外学習 / Expected work outside of class

本実習は、講義の基礎知識に基づきデータの加工や解析を行うため、講義内容の理解をするよう予習・復習しておくこと。プログラミング言語は自然言語同様、「王道」は存在せず、試行錯誤を繰り返すことで自分のスキルとして習得できる。

予習は授業前に、予め公開する授業資料に目を通すだけでなく、コードの例も自分の手で入力し、実行してみることを推奨する。

また、本講義では統計ソフトウェアとしてRを使用する。ただし、本講義はRを用いた分析手法を紹介する講義であり、Rそのものの講義ではない。Rの使い方については前期の「ミクロ政治データ分析実習」で解説するため、事前に履修しておくことを強く推奨する。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
・授業への参加(30%)、課題(40%)、期末レポート(30%)
・以下のいずれかに該当する履修者は単位認定の対象外(=不可)とする。
 ・4回以上の欠席
 ・3回以上の課題未提出
 ・期末レポートの未提出
 ・課題・期末レポートにおける不正行為
・15回の講義中、課題は計4〜5回課される予定である。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
適切な分析手法を選択・実行し、正しく解釈する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
社会・自然現象から問いを見つける能力
③主体的な態度の観点
授業への参加度(発言、質問など)

教科書
Textbooks

  浅野正彦・矢内勇生  『Rによる計量政治学』  (オーム社)    978-4274223136

参考書
References

今井耕介  『社会科学のためのデータ分析入門(上)  』  (岩波書店)  978-4000612456
今井耕介  『社会科学のためのデータ分析入門(下)  』  (岩波書店)  978-4000612463
Song  Jaehyun・矢内勇生  『私たちのR:  ベストプラクティスの探求』  (web-book)  https://www.jaysong.net
Hadley  Wickham・Garrett  Grolemund  Rではじめるデータサイエンス  (オライリージャパン)    978-4873118147
松村優哉・湯谷啓明・紀ノ定保礼・前田和寛  『改訂2版  RユーザのためのRStudio[実践]入門〜tidyverseによるモダンな分析フローの世界』  (技術評論社)    978-4297121709

フィードバックの方法
Feedback Method

オフィスアワー、質問掲示板(LMS内)、Discordを利用し、講義内容に関する質問・相談を随時受け付ける。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーおよびDiscordを使用する。オフィスアワー外の対面問い合わせを希望する場合はLMSメッセージで事前に宋に希望する日時を伝えること。Discordの登録方法は初回授業にて説明する。オフィスアワーの詳細は本講義のサポートページを参照すること。

備考
Other Comments

・前期の「ミクロ政治データ分析実習」を事前に履修することを強く推奨する。未修者の場合、以下のサポートページから前期の講義資料を確認し、その内容に相当するRスキルを持っているかを自分で判断すること。
・以下のサポートページに掲載されている前期の講義資料が理解できない場合は、秋学期開始までに前期内容を予習しておくこと。
・本講義のサポートページ:  https://www.jaysong.net/r4ps/