2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70404
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
認知心理学
<M><C>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
佐々木 恭志郎
曜限
Day/Period
水2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

どのようにすれば心を科学的に研究できるのだろうか?認知心理学は主に実験的手法を用いて,心の仕組みについて検討する学問である.本講義では,認知心理学に関する実験論文を扱い,研究・実験計画の立案,実施,結果の考察がどのようになされているかを紹介する.講義を通して,認知心理学研究に必要とされる基礎的なスキルの取得を目指す.なお,講義で扱う論文は,主に行動実験をベースとしたものであり,日本語論文・英語論文の両方を扱う.講義では,毎回ショートレポート課題を課し,終了時に提出してもらう.

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

1.  知識・技能の観点
・認知心理学全般の基本的な知識の取得
・認知心理学に関する研究手法や研究実践の理解
・認知心理学の論文を読み解く能力の獲得

2.  思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・論理的・科学的態度の獲得
・自身の考えを論理的かつ明快に表現するスキルの獲得

3.  主体的な態度の観点
・自身の興味について積極的に情報収集する能力・習慣の獲得

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション
第2回  選好
第3回  記憶
第4回  実験デザイン・再現性
第5回  感情
第6回  時空間の知覚や認知
第7回  前半のフィードバック
第8回  身体と認知
第9回  個人差・文化差
第10回  基礎と応用の間
第11回  学術論文出版
第12回  プレレジストレーション
第13回  探索と確証
第14回  レジスタードレポート
第15回  後半のフィードバック

授業時間外学習 / Expected work outside of class

論文紹介回については,極力事前に扱う論文について紹介する.必須ではないが,予め読んでおくと講義内容をスムーズに理解できる.自身が興味を持ったポイントについて,授業外でも情報収集することを推奨する.

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常点40%および毎回のショートレポートの内容60%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

1.  知識・技能の観点
・認知心理学全般の基本的な知識  (研究手法や研究実践に関するものも含む)  を正しく理解・運用できているかを評価する.
・論文を読み解き,要点を把握できるかを評価する.

2.  思考力・判断力・表現力等の能力の観点
物事を論理的・科学的に捉え,着想した考えを論理的かつ明快に表現できるかを評価する.

3.  主体的な態度の観点
講義で提供したものに関する発展的な考察および情報収集について評価する.

教科書
Textbooks


教科書は指定しない

参考書
References

宮崎真・阿部匡樹・山田祐樹ほか(編著)  日常と非日常からみるこころと脳の科学  コロナ社  9784339078145
坂上貴之・河原純一郎・木村英司    (編著)    基礎心理学実験法ハンドブック  朝倉書店  9784254520231
箱田裕司・都築誉史・川畑秀明・萩原滋    (編)  認知心理学  有斐閣  9784641053748

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問等は主にLMS経由で受け付ける

備考
Other Comments

・ショートレポートは第2回から設ける.
・講義で用いるスライドについては配布しない。必要な情報については各自でメモしてほしい.
・ショートレポートの課題内容から大きく逸脱したものしか記載がないと判断した場合は,授業を受講していないとみなし,出席点を減点する可能性がある.
・第1回のイントロダクションでも説明するが,ショートレポートについては,一言だけのもの,授業の感想だけのもの,授業内容を単に記述したものは著しく低い点数になることを理解した上で受講してほしい.
・ショートレポートについては,必ず締切までに提出すること.