2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70418
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
メディア表現論
<M>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
小柳 和喜雄
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 本講義では、新聞、ラジオ、雑誌、広告、映画、テレビ、インターネット、ライブなどで表現されている情報に目を向け、あるメディアに固有の情報表現と広くメディアに共通する情報表現に関する見方考え方について、理論と演習を通した分析によって学ぶ。メディアで表現すると言うことの意味は何か。メディアは誰を意識して何をどのように表現しているのか。メディア作品の制作にはどのような人が関わっているのか。表現する上での倫理上の問題は何か。メディア表現を多様な視点から考察していく。
 視聴者の立場、作り手の立場からメディア制作の場を考え、作品を分析批評しながら作っていくことの意味を、理論と実践を通じて考えていく。そしてメディア制作にかかわる基礎的な知識の習得および批判的に映像を視聴する力を培う。
 授業は、講義に加え、映像鑑賞、WWW情報分析、グループ討議、発表など、さまざまな活動を行う予定である。学生自らが積極的に授業に参加する姿勢が大切である。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
1.  メディアリテラシーとは何かについて理解できる。
2.  メディアの表現手法について理解できる。
3.  メディア制作のプロセスについて理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
1.  メディアリテラシーを磨くことは、受け手と作り手にとってどのような意味があるか考え、それをわかりやすく表現できる。
2.  相手にわかりやすい、説得的なメディアの表現手法について考え、それをわかりやすく表現できる。
3.  メディア制作のプロセスがなぜあるプロセスを経る必要があるか考え、それををわかりやすく表現できる。
③主体的な態度の観点
メディア表現のもつおもしろさ、その意味を、作り手と受け手の両面から問い続ける探究的態度が見られる

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1 メディア論で取り上げられてきたメディアの発展史
2 メディアリテラシとは何か
3 新聞の表現を分析し、考える
4 ラジオの表現を分析し、考える
5 映画の表現を分析し、考える
6 雑誌の表現を分析し、考える
7 テレビの表現を分析し、考える
8 テレビのいまとこれからの表現を考える
9 広告の表現を分析し、考える
10 WWW上の情報表現と技術の特徴を知る
11 WWW上の表現を分析し、考える
12 伝えたいことから考える映像表現(撮影技法と編集技法)
13 舞台演出、ライブ演出の表現を分析し、考える
14 メディア表現の特徴を生かす企画構成の方法を考える
15 鑑賞と批評そしてメディア表現の課題と展望

<毎回の講義の進め方>
(1)LMSを通じて事前に読んでくる資料、調べてくる課題が予習課題として出題される(前の週の火曜日の夜)。
(2)講義の最初に、上記(1)に関わる記述問題等が出される。受講生は、その場で提供するフォームに回答を記載する。
(3)前時の講義の振り返り(毎週金曜日深夜締め切りで投稿されたもののなかから全体で共有したい書き込みを紹介)
(4)上記(1)と関わる講義や情報提供が行われる
(5)上記(4)と関わって、学習活動が行われる(ディスカッション、グループワークなど)
(6)講義のまとめが行われる
(7)LMSに、講義を通じて考えたことを、上記(2)で初発に自分で考えてきた事と比較しなら、各自投稿。そして感想もあわせて同じ文章内に記載して投稿する(毎週金曜日の夜締め切り)。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

1)関大LMS上に掲載又提供されているリンク情報などから、作品、記事を視聴、読解、分析する
2)関大LMSへの書き込み(授業の振り返り,課題)

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
自ら情報を発信することを重視するので、授業中の積極的な発表、グループ活動および課題提出は必須である。課題は、事前課題と事後課題がほぼ毎回出されるので、事前課題への回答(40%)と事後課題への回答としてLMSへの書き込み(60%)、の成績から、総合的に判定をする。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
毎回講義内で問われる事前課題への回答(FORM)や毎回講義後に出される事後課題に対する関大LMSへの書き込み内容において、到達目標に掲げた視点の達成が認められるか

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
毎回事前課題で問われる講義の最初での考えと、講義を通じての考えの差分を、講義後に問われる事後課題の中で(関大LMSへの書き込み)振り返ることになるが、その内容において、到達目標に掲げた視点の達成が認められるか

③主体的な態度の観点
授業中の積極的な発表、グループ活動において、到達目標に掲げた視点の達成が認められるか

教科書
Textbooks

参考書
References

門林  岳史  ,  増田  展大ほか  クリティカル・ワード  メディア論  理論と歴史から〈いま〉が学べる  フィルムアート社    978-4845920068
黒岩亜純・宮徹  大学生のための動画制作入門  慶應義塾大学出版会  9784766424287
宮田一乗監修 映像情報メディア学会編  映像コンテンツ制作入門  Ohmsha  9784274206924

フィードバックの方法
Feedback Method

提出された課題やコメントを促された掲示板への書き込みに対して、関大LMSを通じて、必要に応じてフィードバックコメントを返します。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
 授業の前後に対応する
その他
 関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

積極的な授業参加が望まれる。