- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70348
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 法学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 福島 力洋
- 曜限
Day/Period - 火1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
一般市民にとって、法律はなじみがないもの、できれば関わり合いを持ちたくないものと思われていることが多い。他方で、「社会あるところに法あり」という法格言が示すように、法なくしては社会は成立しない。逆説的だが、われわれに自由が確保されるのは、法によってわれわれの行動がコントロールされているがゆえ、ということさえできる。
本講義では、できるだけ具体的な法現象を素材としながら、わが国における法状況を概観し、法的なものの考え方を解説し、日本国憲法や知的財産法、メディア法制と倫理など、本学部の他の法律系科目を理解するにあたっての基礎を提供する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
わが国における法の全体像を正しく理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
さまざまな問題に対し、多面的観点から捉え、説得力ある理由付けが出来るようになる。
③主体的な態度の観点
適宜提示される課題に積極的に取り組んでもらいたい。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1 オリエンテーション・イントロダクション
2 法とは何か/法を学ぶ意義
3 法律家の頭の中をのぞいてみよう〜要件効果論/三段論法
4 法の活躍舞台〜主として司法制度
5 刑事法の基礎(1)〜刑罰論
6 刑事法の基礎(2)〜犯罪論
7 刑事法の基礎(3)〜手続論
8 民事法の基礎(1)〜全体構造
9 民事法の基礎(2)〜不法行為法
10 民事法の基礎(3)〜契約法
11 民事法の基礎(4)〜親族法
12 民事法の基礎(5)〜相続法
13 公法の基礎(1)〜総論・機構論
14 公法の基礎(2)〜人権論
15 トピックス・質疑応答授業時間外学習 / Expected work outside of class
随時提示される問いに対し、自分の言葉で説明できるよう、アウトプットにも努めること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験100%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
これからの日本社会を支える市民として、一般に誤解されがちな点が正確に理解できているかどうか、また、近視眼的思考に陥ることなく、目の前の問題に対する結論の妥当性にとどまらない、その社会への影響等も含めた多面的思考ができているかどうか。
- 教科書
Textbooks 松井茂記・松宮孝明・曽野裕夫 はじめての法律学[第6版] 有斐閣 978-4-641-22160-4
ポケット六法令和7年版 有斐閣 2024秋頃発売予定
六法はここに掲げたものでなくても構わないが、できる限り新しいものが望ましい。
また『はじめての法律学』は改訂の可能性がありますのでご注意ください
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参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
その他
授業前後に直接、またはfukusima@kansai-u.ac.jp宛のメールにて随時受け付ける。
- 備考
Other Comments 語学学習に辞書が欠かせないものであるように、法を学ぶ上で六法は必要不可欠です。本講義においても適宜参照しますので、毎回その内容を確認する癖をつけるようにしてください。条文を軽視する者に法を学ぶ資格はありません。