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学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70609
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
制作実習(映像応用)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
1
担任者名
Instructor
長谷 海平
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

実験・実習・製図(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 制作実習の映像系科目では、映像基礎ではコンテンツ制作の基本を学ぶが、映像応用ではスタジオを活用した番組制作の基本を学ぶ。テレビをはじめとする映像メディアでは、実際に行われていることがらを取材するロケや中継のほか、テレビ局が準備したスタジオという環境の中でことがらを発生させて撮影する手法が多くとられている。
本実習では、グループメンバーがそれぞれ、演出スタッフ(ディレクター、フロアディレクターなど)と技術スタッフ(テクニカルディレクター、カメラマン、照明、音声、VEなど)および出演者などの役割を分担し、こうしたスタジオ制作による15分の映像コンテンツを作成する。準備段階では、セット(大道具、小道具)やテロップなどの作成、制作実習(映像基礎)で養った力を活用してインサート映像の撮影・編集などを、グループ内で分担する。15分の生放送スタイルによる収録では、ドライリハーサル、カメラリハーサル、本番といった複数回のスタジオ撮影を通じて、集団で修正や洗練をほどこしてコンテンツの質を高めていくグループワークをおこない、映像制作の力を養う。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 スタジオによる番組制作のフローを理解し、分担した役割の最低限のスキルを会得する。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 映像作品の成り立ちを実践の中で理解することを通じて、チームにおける分担と連携の関係を把握し、受け持った役割を適切に遂行することによって、業務内容のより深い理解につないでいく。

③主体的な態度の観点
 作品の企画から完成に至るまでの関わりの中から、自らの学びを振り返ることで、情報発信のあり方をとらえなおす。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション(スタジオ機材の使い方の基礎、生放送スタイルのコンテンツ制作における役割分担など)
第2回  企画の作り方とグループ編成
第3回  提案会議(1)
第4回  提案会議(2)
第5回  パイロット版リハーサル
第6回  パイロット版本番収録
第7回  パイロット版上映と企画の再検討
第8回  スタジオ機材運用練習、インサートVTR撮影(1)
第9回  スタジオ機材運用練習、インサートVTR撮影(2)
第10回  ドライリハーサル、美術の立て込み
第11回  グループ1 カメラリハーサル
第12回  グループ2 カメラリハーサル
第13回  グループ1 本番収録
第14回  グループ2 本番収録
第15回  作品発表会と講評

授業時間外学習 / Expected work outside of class

グループワークを進める上では、役割分担に合わせて適宜作業を行い、授業時間内の全体作業に支障がないように準備することが求められる。
具体的には、番組の企画立案、挿入ビデオクリップのロケと編集、美術類の事前準備、字幕等の作成に関して時間外に相応の作業時間を確保しなければ番組を完成することは極めて困難である。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
出席点(60%)……減点方式で、一回欠席ごとに10点減点、遅刻一回(5〜30分まで。30分以上の遅刻は欠席)につき5点減点とする。
課題点(30%)……制作への取り組みのありよう、および制作物の出来映えを評価する。
提出物点(10%)……最終レポート10点とし、不提出はその満点を減点する。提出遅れに関してはそれぞれの担当者で状態に応じて適切な減点を行う。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①  知識・技能の観点
主にグループの最終作品における完成度から評価し、個人の最終リポートによる補足をおこなう。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
主にグループの最終作品における完成度から評価し、個人の最終リポートによる補足をおこなう。
③  主体的な態度の観点
・出席状況と最終リポートにおける振り返りから評価する。

教科書
Textbooks


とくに使用しない。必要に応じて資料を配布する。

参考書
References

鈴木誠一郎・喜多千草  『映像制作入門』   (ナカニシヤ出版)   9784779503078

フィードバックの方法
Feedback Method

作品の制作と発表ごとに上映会を実施し、受講生による相互評価と担当教員、TA、SAらのスタッフによるコメントを加える。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメッセージ機能を使用すること。

備考
Other Comments

・制作実習(映像基礎)を履修済であることを前提に授業を進める。
・無断欠席や遅刻は減点の対象となるが、病欠等やむを得ない事情のときには事前もしくは事後に連絡があれば考慮する。