2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70487
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
データベース
<C>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
竹中 要一
曜限
Day/Period
木3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

スマートフォンを用いてインターネットの様々なサービスが利用できるようになりました.情報検索やオンラインショップ,LINEを始めとするソーシャルネットワークといったサービスは,ユーザーとサービス提供者とのデータ交換で成立しています.このデータを安全に蓄積し,ユーザーが必要とするデータを取り出すためにデータベースが使われます.本講義では,データベースの基礎理論と技術を,それらが必要となる理由を含めて解説します.
 講義ではまず,実社会におけるデータベースの必要性を述べた後,最も広く使われているリレーショナルデータベースに焦点を当て,利用する立場からデータモデルとデータベース操作言語SQLについて解説します.その後,データベースを設計し管理するための要素技術と,データの安全性を担保するための理論を概説します.

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
•  情報社会におけるデータベースの重要性を他者に説明できる.
•  データベースの構成機能に関する知識を習得する.
•  SQLで問合わせを記述できる.

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
•  基礎的なデータベースのモデリングと設計ができる.
•  データベース管理システムの同時実行制御機能とセキュリティ機能を他者に説明できる.

③主体的な態度の観点
• 教科書および授業配布資料に基づき自らの学習を振り返り,適切な改善点をあげる事ができる.

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.  情報社会とデータベース
•  情報社会とデジタリゼーション
•  データベースとは
•  社会におけるデータベースの役割
•  ファイルとの違い
2.   データベースの機能
•  データ独立性,データ一貫性,複数の同時アクセス,機密保護,障害復旧
3.   リレーショナルデータモデルとRDBMS
•  データのリレーションとテーブル
•  関係代数
•  スキーマ
•  リレーショナルデータベース管理システム  (RDBMS)
4.   データベース操作言語SQL  (1)
•  データ定義言語,データ操作言語,データ制御言語の区分
•  スキーマとの関係
•  選択:行の抽出
5.   データベース操作言語SQL  (2)
•  射影:列の抽出
•  結合:複数のテーブルの結合
6.   テーブルの諸要素
•  ユニークキー,主キー,複合キー,外部キー
•  項目と属性
•  インデックス
7.   インデックス
•  インデックスの種類:バイナリーサーチとツリーインデックス
•  データアクセスの種類:スキャンとシーク
•  複合キーのインデックス
•  効果的なインデックス作成
8.   テーブルの設計と正規化概要
•  ER図
•  正規化
9.   正規化理論  (1)
•  第一正規形と第二正規形
10.正規化理論  (2)
•  第三正規形と上位の正規形
11.トランザクション  (1)  ACID
•  原子性,一貫性,分離性,持続性
•  コミットとロールバック
12.トランザクション  (2)  同時実行制御
•  同時実行
•  制御の種類
•  デッドロック
13.セキュリティ
•  権限管理
•  バックアップ
•  分散データベース
14.データウェアハウス
•  データ分析用データベース
•  逆正規化
•  データマイニング
15.ビッグデータ
•  ビッグデータとは
•  データがたくさん集まる事の意味

授業時間外学習 / Expected work outside of class

レポート作成及び、復習。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(70%)
レポート(30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

以下の4項目を理解している事.
1)  データベースの基本概念と役割
2)  データベース操作言語SQL
3)  テーブルの正規化
4)  データベース管理システムの同時実行制御機能とセキュリティ機能

教科書
Textbooks

宇田川佳久・藤原丈史  実学としてのデータベース  数理工学社  978-4-86481-089-0

参考書
References

木村明治  おうちで学べるデータベースのきほん  翔泳社  9784798135168
白川則郎  データベース —ビッグデータ時代の基礎—  共立出版  978-4320123465

データベースについてもう少し詳しく学びたい人は,「おうちで学べるデータベースのきほん」を,
データベースについて専門的に学習したい人は,「データベース —ビッグデータ時代の基礎—」を参考書としてください.

フィードバックの方法
Feedback Method

レポートのフィードバックは、個別にはせず、授業内にて講評の形で行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

LMSを通じて連絡してください。

備考
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