- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70366
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 情報と倫理
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 泉 克幸/小柳 和喜雄/植原 亮
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代の情報社会においては大量の情報が生産・流通・加工され、これを土台に様々な社会システムが構築されている。これに伴い、この情報の取り扱い如何で、個人や社会に対して多大の損害を被らせる危険性が高まっている。それゆえ、情報に携わる者には、特有の倫理的配慮、すなわち、情報モラルが強く要求され、さらには、法的な要請も課せられるに至っている。他方、社会自体の情報化によって、従来の法的理解では想起され得ない法現象も招来し、例えば、インターネット環境における著作権侵害、深層学習で生成された文章や画像などの知的財産権をめぐる問題など、新たな法的課題が提起されている。そこでこの講義では、こうした情報をめぐる法的諸問題、哲学的倫理問題、技術的倫理問題およびを、具体的事例に則して検討することにしたい。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
3.主体的な態度
到達目標 / Course Objectives
情報に携わる者には、特有の倫理的配慮、すなわち、情報モラルが強く要求され、さらには、法的な要請も課せられるに至っていることを理解する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1小柳 1)ガイダンス 「情報と倫理」を考えるアスペクト
2)情報技術が社会にもたらす利益とその評価
3)情報技術と情報の追跡
4)セキュリティと暗号技術
5)データおよび情報技術の利活用、情報格差と情報倫理
6植原 1)法と倫理・道徳
7 2)表現の自由と名誉・プライバシー
8 3)知的財産権
9 4)情報科学・人工知能と哲学・倫理学的問題
10 5)人工知能・深層学習の原理と応用及び革新
11泉 1)情報社会と著作権法(1)
12 2)情報社会と著作権法(2)
13 3)情報社会における法的問題の実例(1)
14 4)情報社会における法的問題の実例(2)
15 5)情報社会における法的問題の実例(3)および全体のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、参考書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
小柳担当分の授業内課題(34%)、および泉・植原担当分の学期末の定期試験(各33パーセント、計66%)により評価し、その合計点を成績とする予定である。ただし、各担当者分について、配点の半分未満の場合は不合格とする。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
評価基準:各回で取り上げた基本的な問題や概念について正しく理解できているかどうかを評価する。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 土屋俊 監修 大谷卓史 編 『改訂新版 情報倫理入門』 (アイ・ケイ・コーポレーション) 4874923240
サラ・バース 『IT社会の法と倫理』 (ピアソンデュケーション) 4894714302
情報教育学研究会 『インターネットの光と影(第6版)』 (北大路書房) 4762830062
和田、原田、日笠、鳥居 『新・情報の法と倫理』 (北樹出版) 4893848992
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact LMSで対応する。
- 備考
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